20091210

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   スローレポート 『S-Report』 (12/10号)

 

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 11月18日、東京国際大学でコミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」11月学習会で「伊賀市社協視察研修報告会」が行われた。
 

◆◆◆   持続可能な地域福祉をつくる ◆◆◆ 
 

 コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」はコミュニティワーカーや社協職員が下記の趣旨で組織と関係なく自主的につくっている。 
「コミュニティワーカーが1人もしくは少人数で悩みを抱え込むという状況が少なくありません。このコミュニティワーカーネットでそれらの課題を共有し、そこから学びあい、地域の実践に活かすことが、埼玉の地域福祉を進める大きな力になるものと考えています。」

 今回は、コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」のメンバーが自費で自主的に行った「伊賀市社協視察研修」の報告であり、鶴ヶ島市社会福祉協議会職員の星川氏と鳩山町社会福祉協議会職員の金子氏が報告した。

 伊賀市が市町村合併により市域の広い自治体となった時、「安心して暮らし続けることができるまちづくり」を目指して伊賀市社会福祉協議会将来構想「あいしあおう構想」を立案した。その際に「合併による地域分権のあり方」も含めて構想され、現在は伊賀市自治基本条例と関連付けて行われている。

 視察したメンバーはコミュニティワーカーとして「断らない」ということ、住民を信じ続けることに感心し、組織としては同じミッションを共有する志高い職員層の厚さや専門家や関係機関からの応援と協働がなされていることをあげている。そして、コミュニティワーカーが常に課題解決思考で要不要を判断し常に進み続ける姿勢や未来を見通す(見ようとする)力が感じ取れたと言う。

 その後の討論ではコミュニティワーカーのあり方が論議された。

 常に課題解決思考や未来を見通す力はコミュニティワーカーや地域福祉にとっても重要な要素であるが、同時に持続可能な社会をつくることにおいても非常に重要なことである。
 
 
HANZOU-NET 伊賀市社会福祉協議会「基本情報」
http://www.hanzou.or.jp/archives/cat9/

コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」
      http://blog.canpan.info/vcsc/

 

◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

『平和をつくった世界の20人』の翻訳です。


岩波ジュニア新書 641

『平和をつくった世界の20人』

ケン・ベラー,ヘザー・チェイス 著

作間 和子,淺川 和也,岩政 伸治,平塚 博子 訳   定価 882円

■著者

  ケン・ベラーとヘザー・チェイス(Ken Beller and HeatherChase)夫妻による共同執筆.

  平和で持続的な生活環境を世界に広めるために活動中.アリゾナ州で,環境に配慮した家で暮らしている.ケン・ベラーは,世代間の多様性,明確なビジョンを持ったリーダーシップ,地球環境の持続可能性などの分野でのアドバイスを専門としているコンサルティング会社ニア・ブリッジの共同創業者,現社長.ヘザー・チェイスは,動物愛護や環境に配慮する製品の普及をすすめる,国際的なモデル団体「良心あるモデルたち」の創設者.動物愛護や環境保護に関する賞を複数受賞している.

■目次

I 非暴力を選ぶ

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー----思慮深い生き方
マハトマ・ガンディー----非暴力による抵抗
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア----夢をもつ勇気
アンデルソン・サー----変革の手段

II 平和を生きる

マザー・テレサ----愛を行動に表わす
ティク・ナット・ハン----平和に生きる
コールマン・マッカーシー----平和を教える
オスカル・アリアス----人類すべてが「私たち」

III 多様性を大切にする

ブルーノ・フッサール----宗教間の調和を求めて
デズモンド・ツツ----みな家族
リーアン・アイスラー----支配ではなく協力を
ダライ・ラマ----世界を照らす思いやりの心

IV あらゆる命を重んじる

ヘンリー・ソールト----みな兄弟という信念
アルベルト・シュヴァイツァー----生命への畏敬
アストリッド・リンドグレーン----声なきもののための声を
ジェーン・グドール----人間らしさを理解する

V 地球環境を大切にする

レイチェル・カーソン----自然界のバランス
デイヴィッド・スズキ----「発展」を問い直す
ネーダー・ハリーリ----持続可能なコミュニティ
ワンガリ・マータイ----平和の種をまく


■内容紹介

『森の生活---- ウォールデン』の著者ソロー、『沈黙の春』のカーソン、MOTTAINAIのマータイ、ブラジルのミュージシャンのサーなど、独自な方法で平和を築いた20人をの生き方を、本人のスピーチや著作の〈ことば〉を通してたどります。5つのパートのタイトルが示すのは、平和への5つの道。読み進めていくと、たとえばソローの非暴力の思想がガンディー、ソールトへ受け継がれ、さらにはキング牧師やティク・ナット・ハンへつながっていったことがわかりますし、カーソンの『沈黙の春』がスズキに大きな影響を与えたことにも気づかされます。それぞれの時代と地域で格闘してきたピースメーカーたちの生き方が、やがて綾織りのように織り込まれ、太い1本の綱に見えてくる----そんな手応えのある読後感が抱ける本です。各章の最後には、それぞれの人の「ことば」が日本語と英語で読めるようになっています。

原書GreatPeacemakersは、数々の賞を受賞し、平和教育テキストとしてもアメリカのハイスクールや大学で高い評価をうけています。250人以上のリストからこの20人をピックアップしたということですが、非暴力、紛争・貧困解決だけではなく、地球環境・動物権利の保護という視点も入っているのがこの本の特徴。ピッピの生みの親リンドグレーンも、スエーデンの動物福祉法成立に大きく貢献した人として登場しています。

著者のK.ベラー&H.チェイス夫妻は、平和で持続的な生活環境を世界に広めるために活動していますが、現在アリゾナ州で環境に配慮した家で暮らしています。
翻訳は、平和・環境問題に深い関心をもつ大学英語教師4人のチームですすめられました。日本の読者に読みやすく、またピースメーカーたちの生き方が正確に伝わるよう、訳文は練りに練られています。
さて、本を閉じたあと、どの人のどのことばがあなたの心にのこったでしょうか。

原書Great Peacemakersのサイトhttp://www.greatpeacemakers.com/

■訳者紹介

作間 和子(さくま かずこ)
上智大学非常勤講師.上智大学外国語学部英語学科卒,同大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門はアメリカ文学.
淺川 和也(あさかわ かずや)
東海学園大学人文学部教授.大正大学文学部哲学科卒,コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院英語教授法修士課程修了.専門は英語教育,平和教育,国際理解教育.
岩政 伸治(いわまさ しんじ)
白百合女子大学准教授.上智大学比較文化学部卒,同大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門は環境批評,H.D.ソロー,R.カーソン.
平塚 博子(ひらつか ひろこ)
敬和学園大学英語文化コミュニケーション学科専任講師.青山学院大学英米文学科卒,上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門はアメリカ南部文学

 

 

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