20091203

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   スローレポート 『S-Report』 (12/3号)

 

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  ふちのべ塾で「まちの力としての社協ーお役所、事業を超えて」を社協でも、行政でも、研究者でもない立場からお話させていだきました。

 

◆◆◆             まちの力としての社協            ◆◆◆ 
 
 ふちのべ塾は相模原市で市民による市民の市民塾で毎月開催され、70回を超えています。

 はじめに、「社協って」ということで、社協は民間?か、お役所?か、NPOとはどんな関係?などのお話と社会福祉「協議会」の現在のあり方として行政型、事業型、協議会型があることなどを述べました。
 次に、「社協の今まで」として、日本の福祉は社会福祉法だけでなく日本国憲法第二十五条と第八十九条を根拠とすること歴史的経緯をお話しました。
 社会福祉「協議会」と共同募金が一体となって始まり、1950年代には住民座談会や民泊研修で「コミュニティオーガナイゼーション」の形を整え、1960年には「全国都道府県社協組織指導職員研究協議会」(通称「山形会議」)により、「住民主体の原則」が定められましたが、1960年代から行政委託事業の拡大とともに「お役所社協」が増え、1970年代から事業が拡大(特に介護保険事業以降顕著)して、「事業」中心の社協が多くなりました。
 この中で行政委託事業や福祉「事業」が中心となり、地域での福祉や「コミュニティワーク」は見えにくくなってきました。
 そして、「調査から見えてきたもの」として「地域福祉の担い手の協働に関する調査研究」や「社協ノ宝もの」からみえてきた社協の担い手の意識の変化や現状を解説しました。
 最後に、「社協の今後」として「お役所社協」、「事業」中心の社協や、 社会福祉「協議会」がどうなるかについて述べました。

 今回は、相模原で「新たな支えあい」を検討している人たちが参加しており、熱心な議論なされました。
 「新たな支えあい」を検討している人たちは市や社協から「新たな支えあい」を市民・住民としての検討を依頼されて、自分達のこととして考えいる人たちです。
 その方々の疑問は、社協の本来の役割は何で、どうなっているのか見えないということでした。
 また、市や社協のやっている地域福祉ではカバーできないことも含めて「新たな支えあい」を構想してい必要があるとのことでした。

 もし、社協が地域福祉を「住民主体の原則」により市民・住民の支援を行うものであれば、この市民・住民発の「新たな支えあい」にどのようなことが出来るかが、今、問われています。

 まちや地域福祉には行政の力、企業・事業者の力だけでなく、まちの力・市民・住民の力が重要です。そのためには社協は何をしなくてはならないのでしょう。

 東京ボランティア・市民活動センターの安藤雄太氏は社協の仕事は「相談に来た人に予算が無いからできない、制度が無いからできないというのか、そうではなく、無い中で考える、制度がなければつくる、予算がなければカネを集めるつくる、そういうことだ」と述べています。

 社協がまちの力・市民・住民の力を支援するのか、福祉のお役所となるか、福祉事業に専念するのかは、今後まち、地域福祉にとって大きな問題です。


◆◆◆             ご案内              ◆◆◆


市民から発信する平和 vol3

  今回は、地域から発する平和として川越で唐人揃いパレードの活動とグローバルな平和としてGPPAC(武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)の市民の活動についてお聞きして、市民による平和構築について考えます。

 また、国連「持続可能な開発のための教育の10年」の活動のひとつとして実施します。

 

日 時:2010年1月10日(日)午後1時30分より4時30分

 

場 所:浦和コミュニティセンター第10集会室(浦和駅東口前パルコ10階)

 

内 容


1.挨拶 1.挨拶 持続可能な開発のための教育の10年さいたま 長岡素彦

 
2.ゲストスピーチ


1)地域から発する平和

 

  川越唐人揃いパレードから平和を!     -憎しみは悲しみを生み、交わりは豊かさを生む-

   埼玉県立高校教員・アーチスト 江藤善章 


2)グローバルな平和

 

   GPPAC(武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ)の状況

    GPPAC平和教育レファレンスグループ 浅川和也(GCPEJ平和教育地球キャンペーン)
           GPPAC Peace Education Reference Group


  その他、ピースボート関係者などを招聘中


3.全体ディスカション

 

主催・共催:持続可能な開発のための教育の10年さいたま
            GCPEJ(平和教育地球キャンペーン)


参加費:無料

 

■連絡先


持続可能な開発のための教育の10年さいたま

 e-mail:info-lab@cyber.email.ne.jp
 Fax:049-233-0402

 

以下申込フォーム---------------

●氏名:
●メールアドレス:
*電話(連絡先よろしければ):
*所属団体(あれば):
*参加動機(差しつかえなければ):

●については、必ずご記入下さい。

 


『平和をつくった世界の20人』の翻訳です。


岩波ジュニア新書 641

『平和をつくった世界の20人』

ケン・ベラー,ヘザー・チェイス 著

作間 和子,淺川 和也,岩政 伸治,平塚 博子 訳   定価 882円

■著者

  ケン・ベラーとヘザー・チェイス(Ken Beller and HeatherChase)夫妻による共同執筆.

  平和で持続的な生活環境を世界に広めるために活動中.アリゾナ州で,環境に配慮した家で暮らしている.ケン・ベラーは,世代間の多様性,明確なビジョンを持ったリーダーシップ,地球環境の持続可能性などの分野でのアドバイスを専門としているコンサルティング会社ニア・ブリッジの共同創業者,現社長.ヘザー・チェイスは,動物愛護や環境に配慮する製品の普及をすすめる,国際的なモデル団体「良心あるモデルたち」の創設者.動物愛護や環境保護に関する賞を複数受賞している.

■目次

I 非暴力を選ぶ

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー----思慮深い生き方
マハトマ・ガンディー----非暴力による抵抗
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア----夢をもつ勇気
アンデルソン・サー----変革の手段

II 平和を生きる

マザー・テレサ----愛を行動に表わす
ティク・ナット・ハン----平和に生きる
コールマン・マッカーシー----平和を教える
オスカル・アリアス----人類すべてが「私たち」

III 多様性を大切にする

ブルーノ・フッサール----宗教間の調和を求めて
デズモンド・ツツ----みな家族
リーアン・アイスラー----支配ではなく協力を
ダライ・ラマ----世界を照らす思いやりの心

IV あらゆる命を重んじる

ヘンリー・ソールト----みな兄弟という信念
アルベルト・シュヴァイツァー----生命への畏敬
アストリッド・リンドグレーン----声なきもののための声を
ジェーン・グドール----人間らしさを理解する

V 地球環境を大切にする

レイチェル・カーソン----自然界のバランス
デイヴィッド・スズキ----「発展」を問い直す
ネーダー・ハリーリ----持続可能なコミュニティ
ワンガリ・マータイ----平和の種をまく


■内容紹介

『森の生活---- ウォールデン』の著者ソロー、『沈黙の春』のカーソン、MOTTAINAIのマータイ、ブラジルのミュージシャンのサーなど、独自な方法で平和を築いた20人をの生き方を、本人のスピーチや著作の〈ことば〉を通してたどります。5つのパートのタイトルが示すのは、平和への5つの道。読み進めていくと、たとえばソローの非暴力の思想がガンディー、ソールトへ受け継がれ、さらにはキング牧師やティク・ナット・ハンへつながっていったことがわかりますし、カーソンの『沈黙の春』がスズキに大きな影響を与えたことにも気づかされます。それぞれの時代と地域で格闘してきたピースメーカーたちの生き方が、やがて綾織りのように織り込まれ、太い1本の綱に見えてくる----そんな手応えのある読後感が抱ける本です。各章の最後には、それぞれの人の「ことば」が日本語と英語で読めるようになっています。

原書GreatPeacemakersは、数々の賞を受賞し、平和教育テキストとしてもアメリカのハイスクールや大学で高い評価をうけています。250人以上のリストからこの20人をピックアップしたということですが、非暴力、紛争・貧困解決だけではなく、地球環境・動物権利の保護という視点も入っているのがこの本の特徴。ピッピの生みの親リンドグレーンも、スエーデンの動物福祉法成立に大きく貢献した人として登場しています。

著者のK.ベラー&H.チェイス夫妻は、平和で持続的な生活環境を世界に広めるために活動していますが、現在アリゾナ州で環境に配慮した家で暮らしています。
翻訳は、平和・環境問題に深い関心をもつ大学英語教師4人のチームですすめられました。日本の読者に読みやすく、またピースメーカーたちの生き方が正確に伝わるよう、訳文は練りに練られています。
さて、本を閉じたあと、どの人のどのことばがあなたの心にのこったでしょうか。

原書Great Peacemakersのサイトhttp://www.greatpeacemakers.com/

■訳者紹介

作間 和子(さくま かずこ)
上智大学非常勤講師.上智大学外国語学部英語学科卒,同大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門はアメリカ文学.
淺川 和也(あさかわ かずや)
東海学園大学人文学部教授.大正大学文学部哲学科卒,コロンビア大学ティーチャーズカレッジ大学院英語教授法修士課程修了.専門は英語教育,平和教育,国際理解教育.
岩政 伸治(いわまさ しんじ)
白百合女子大学准教授.上智大学比較文化学部卒,同大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門は環境批評,H.D.ソロー,R.カーソン.
平塚 博子(ひらつか ひろこ)
敬和学園大学英語文化コミュニケーション学科専任講師.青山学院大学英米文学科卒,上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程満期退学.専門はアメリカ南部文学

 

 

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