20091112

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   スローレポート 『S-Report』 (11/12号)

 

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 10月31日 、日本国際理解教育学会「ESDと学校教育」実践研修(ESD授業デザインプロジェクト公開研究会)が日本国際理解教育学会の主催(共催:ESD学校教育研究会)で名古屋市の東海学園大学で行なわれた。
 
◆◆◆  人と人をつなぐ教育-ESDと学校教育  ◆◆◆ 

 

 “ESD”とは、持続可能な開発のための教育のことで、2002年のヨハネスブルグ・サミットにおいて日本の市民が提唱し、日本でも政府によるESD国内行動計画が策定され、その推進のために政府も内閣府を中心に「国連持続可能な開発のための教育の10年関係省庁連絡会議」が設置されている。
 
 主催の日本国際理解教育学会は、「国際教育の研究と実践、諸国民との交流を通じて、我が国の国際教育の促進、発展に寄与する」ものであり、共催のESD学校教育研究会は、民間教育研究団体で「学校教育でESD・持続可能な開発ための教育をすすめるための研究会である。また、この研修は愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会の後援とEPO中部中部環境パートナーシップオフィス、NIED・国際理解教育センターの協力によって行なわれた。 

 ESD学校教育研究会代表の浅川和也氏(東海学園大学)の挨拶の後に、NIED・国際理解教育センターの伊沢令子氏によるワークショップが行われた。

 セッション1「地球的課題とよりよい未来と国際理解教育・ESD」で、「地域の課題・地球の課題~変えたいものは何だろう」として参加者が現状の変えたい点をあげ、「未来のビジョン~私たちの望むよりよい未来の姿を共有しよう!」では未来のビジョンを考え、「教育と私たちの社会~誇りに思うこと・残念に思うこと」では、現状の教育において誇りに思うことや残念に思うことを論議した。

 その後、ミニレクチャーとして同学会会長の多田孝志氏(目白大学)の「国際理解教育とは」とESD学校教育研究会の長岡素彦「ESDとは」が行われた。

 セッション2「実践から学ぶ国際理解教育・ESDの可能性」では、「リソース・パーソンの事例から学ぼう!」として3人の事例提供者から話を聞いて討議を行った。

 伊賀市立友生小学校非常勤講師のオチャンテ・ロサ氏 伊賀市立友生小学校非常勤講師のオチャンテ・ロサ氏は日本で育った「在留外国人」としての生活や現在小学校で行っている授業などを述べた。三重県名張市桔梗が丘小学校の教諭の山本郁子氏は小学校外国語活動の目標を「人と人をつなぐ」こととし、教員と児童、英語ボランティアと「伝え合い」を意識したコミュニケーションプログラムを行っている。

 豊田市立小清水小学校の教諭の浮洲京子氏は、小学校外国語活動での国際理解教育として小学校の英語の時間の英語ノートの活用やワークショップアクテビティを通じて、英語を学ぶことだけでなく「どんな子とでも話ができ、遊ぶことができること、仲間はずれにしないこと」をひとつの目標にしていると言う。

 質疑応答では、「英語の時間」と「総合的な学習の時間」の英語の関係などの教育方法や教育現場での問題などの多様なテーマが論議された。

 ワークショップの様子 セッション3「実践につなげよう」では「ふりかえり わたしが今日学んだこと・これから取り組もうと思うこと」を参加者が考え、これらを受けて、同学会理事の宇土泰寛氏(椙山女学園大学)が講評を述べた。

 国際理解教育は英語教育ではなくて相互理解の教育であり、ESD持続可能な開発のための教育は環境教育ではなく世界を持続可能にする教育である。

 今回の授業実践の発表では、小学校の英語の時間で英語を学ぶだけでなく、「どんな子とでも話ができ、遊ぶことができること、仲間はずれにしないこと」を学ぶことも必要であることも述べられた。

 世界を持続可能にするには、環境や開発の問題だけでなく、人と人をつなぐ相互理解が必要である。そのためには、小学校から英語だけでなく、人と人をつなぐ相互理解の教育としての国際理解教育ESD持続可能な開発のための教育が重要である。


◆◆◆             ご案内              ◆◆◆


さいたま防災ひろば2009

「今すぐ行動を起こそう!」

~失ってからでは遅い“いのちと地域の絆”~

◆日時 11月14日(土)10時~16時/小雨決行

◆会場 武蔵浦和駅前 ラムザビル広場・マーレビル通路
(JR 武蔵浦和駅すぐ)
 
◆主催 さいたま防災ひろば2009実行委員会
    東京ガス埼玉支店

◆後援 さいたま市、テレビ埼玉、埼玉新聞社

◆アクセス JR埼京線・武蔵野線 武蔵浦和駅下車1分
 (駐車場の用意はありませんので駅周辺の有料駐車場をご利用ください)


◆「さいたま防災ひろば2009」についてのお問い合わせ

東京ガスお客さまセンター
TEL.048-651-1131.月~金(祝日のぞく)10時~17時 
 
 
ピープルズシアター・リコリコは暗闇体験やります。

参加団体  

さいたま市総務局危機管理部防災課/さいたま市消防局南消防署/埼玉県社会福祉協議会/さいたま市社会福祉協議会/日本赤十字社埼玉県支部/NTT東日本・埼玉/彩の国GIS研究所/埼玉RB(レスキューサポート・バイクネットワーク)/ラムザ自主防災会/㈱プロテクト/(株)シナジーエンタープライズ/日本消防サービス(株)/市民活動情報センター・ハンズオン埼玉/ミニシアター・ペンギン座/ピープルズシアター・リコリコ/スワンベーカリー/市民ボランティアネットワーク埼玉/さいたま市立沼影小学校金管バンド/せせらぎコンサート企画委員会/東京ガス㈱埼玉支店 ※順不同

 

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