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スローレポート 『S-Report』 (9/24号)
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9月20日から22日まで東京の青山の東京ウィメンズプラザでTOKYOメディフェス2009(主催 TOKYOメディフェス2009実行委員会 、共催 市民メディア全国交流協議会 賛同団体のひとつとしてslowtimes.net)が開かれた。
◆◆◆ いまを生きるために必要なメディア ◆◆◆
このイベントは毎年、市民メディア全国交流協議会のメンバーが開催しているものだが、今回のTOKYOメディフェス2009のテーマは「衣・食・住+メディア~いまを生きるために必要なもの~」である。
22日の「デジタル時代のにおけるコミュニケーションとメディア政策を考える 実現するか!?~市民参加型のメディア独立機関~」で内藤正光総務副大臣が見解を述べた。
この中で内藤副大臣は、日本版FCC(独立行政機関 通信・放送委員会)について述べるとともに、市民が既存のメディアでの情報発信を制度的に保障するパブリック・アクセス(public
access)の重要性を認め、今後の放送・メディアのあり方について公共放送(NHK)と民間放送(営利企業)に加えて、市民の主体の放送・メディアの「3元体制」の認識を示した。そして、2011年以降の放送の地上波デジタルへの移行で空く電波帯域について市民の主体の放送に割り当てる可能性を検討することを述べた。
政府は既に通信・放送に関する行政を総務省の官僚組織から分離してつくる日本版FCCを2010年中に設置するための関連法案をまとめ、法案を提出する方針を固めた。
しかし、今後、すべての放送の内容について人権などを侵害する恐れのある「不適切なもの」への是正命令などの規制を示唆する発言もあり、表現の自由との兼ね合いで議論を呼びそうである。
今回のTOKYOメディフェス2009はコミュニティメディアやオルタナティブメディアが集まって市民の主体の放送・メディアの実践が語られた。
さて、川越のまちを舞台としたNHK連続テレビ小説『つばさ』も終わりに近づいてきた『つばさ』は川越のまちでラジオという「古くて新しいメディア」のコミュニティ放送の役割を「伝えあう」ことに加えて、「ひとをつなぐ」役割を担ったメディアとして育ててくれたようだ。
いまを生きるために必要なメディアとして公共放送(NHK)と民間放送(営利企業)に加えて、市民の主体の放送・メディアの必要性は高まっている。
また、まちで「伝えあう」とともに「ひとをつなぐ」ための市民の主体の放送・メディアも多くなってきた。
メディアも含めて、いまを生きるための必要性をみて、国の制度からまちの仕組みまで考え直す時期が来たのではないか。
付記
TOKYOメディフェス2009においてslowtimes.netはドラマティックファシリテーションWS「大切なことを伝えよう」を実施した。
◆◆◆ ご案内 ◆◆◆
ESD授業デザインプロジェクト「ESDカリキュラム・学習計画検討会」
地域と世界を持続可能にして未来をつくる「国連 持続可能な開発のための教育」を学校ですすめるために授業デザイン・方法の実例紹介などを行います。
ESD授業デザインプロジェクト「ESDカリキュラム・学習計画検討会」では「持続可能な社会の構築に向けての学習全体計画の策定」案(北海道教育大学附属旭川中学校教諭松田剛史氏)の検討とESD授業の検討を行います。
ESD授業デザインプロジェクト「ESDカリキュラム・学習計画検討会」では「持続可能な社会の構築に向けての学習全体計画の策定」として新学習指導要領において明記された「持続可能な社会」に向けての中学校の各教科・領域における学習全体計画づくりについての考え方とその例示について提案するものです。
8月22日に都内でのESD授業デザインフェスタ2009の中で第1回「ESDカリキュラム検討会」を実施しました。
第2回「ESDカリキュラム・学習計画検討会」
9月26日(土)13時-17時
さいたま市市民活動サポートセンター「南ラウンジ」
さいたま市浦和区東高砂町11-1「コムナーレ」9階
JR浦和駅東口前1分 浦和パルコ9階
http://www.saitamacity-support.jp/gnks13/pub/page.php?id=2#denshabus
第3回 10月12日(予定)
第4回 11月(予定)
主 催 ESD学校教育研究会
〒350-1174 川越市かすみ野2―8―4
持続可能な開発のための教育の10年さいたま内 事務局
fax:049-233-0402 e-mail:info-lab@cyber.email.ne.jp
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