日本計画行政学会 第46回全国大会
2023年度は「行政への計画的アプローチの再検証」をテーマに開催します。
日本計画行政学会第46回全国大会の共通論題は「行政への計画的アプローチの再検証」です。 20世紀においては、政策執行について将来のビジョンを設定し、それに対応する政策的コミットを表明する、行政の「計画的アプローチ」が大きな役割を果たしてきました。具体的には全国総合開発計画、経済計画等のマクロの計画、各種公共事業の五箇年計画、都市計画等のミクロな計画がそれぞれの分野における、政策の企画立案、執行面で非常に重要な役割を果たしてきました。 21世紀に入ってから、それらの計画のうちの一部は策定されなくなり、一部は具体的な指標としての機能を喪失するなど、いわゆる「計画的アプローチ」の位置づけが大きく変化しているようにも見えます。それは、そもそも高度成長期など、先進国へのキャッチアップ期においては描きやすかった将来ビジョンが見通せなくなったこと、人口増加期、富の増加期における利益の配分を事前に示すことが国民にも受け入れやすかった環境が大きく変化したこと、など様々な理由が考えられます。 しかし、気候変動、パンデミック、予期せぬ安全保障上の脅威など様々なリスクが高まっている今、何のビジョン、シナリオも持たずに政策の企画立案、執行を行うこと自体は、将来世代に大きな負担をもたらしてしまう可能性が高いと考えざるを得ないでしょう。 日本計画行政学会第46回全国大会の共通論題は、これまでの行政等への計画的アプローチの歴史を見直し、中央政府、地方政府、それらの主体をサポートするシンクタンクなどの主体との対話を通じて、現在の社会に必要な計画的アプローチの在り方を検討しようとするものです。
WS
「デジタル地図がもたらす計画とまちづくりのマネジメントプロセスの変容」
住民主体の地図・デジタル防災・減災地図づくりーAI・Singularity・Web3.0時代の計画とマネジメントプロセス(長岡素彦)
■開催要領
1.日 時
2023年(令和5年)9月8日(金)~9日(土)
2.場 所
日本大学経済学部
3.大会テーマ
行政への計画的アプローチの再検証
WS
「デジタル地図がもたらす計画とまちづくりのマネジメントプロセスの変容」
詳細
http://www.japanpa.jp/4_2/