学生のスマホのガラスは割れたままのことがある。
経済的に大変な学生も多い。
また、コロナでアルバイトができなくなったり、予定外の出費もある。
大学はネットでの講義に切り替えて運営されているが、問題も多い。
まず、最初に大学はネットで講義をするための環境づくり、遠隔講義をつくるために忙しく、いろいろと配慮が足りなかった。
まず、学生側通信環境について調べしなかった。
いち早く、講義をビデオで映した遠隔講義を立ち上げた豪語する大学のいつくかは学生側環境を調べもいなかった。
また、遠隔講義を開始したら即日大学サーバーがダウンした大学もあった。
そして、入学式もしてない学生に自信満々の講義を遠隔一方的にする教員も数多くいた。
もちろん、そうではない教員、学生と向き合い双方向の講義に苦心している教員もいる。
しかし、私の知る限り、講義を遠隔一方的にする教員も多い。
それなら、録画の使い回しとい言わないが、AIで充分な講義だ。
この国は「先進国」らしいが、「先進国」では学費だけでなく、その他の費用も無償の国が多い。多くの大学生がアルバイトで学費を捻出している我が「先進国」ではバイトから待機させられるのは教育の問題。
また、遠隔講義の体制を整え、携帯3社がデータ通信の量(ギガ枠)を無償にしたと言っても、学生の大変な負担。
初期の(大昔の)デジタルネットワーク(企業間・企業内)の企画運営者だった立場から言えば、
「データ通信の量が無料・制限なく使えれば、デジタルネットワークの効果(アウトプット)は高まる」と考えている。
もちろん、少なくない教員(大学組織ではなく教員として)が学生のデータ通信の量に関して工夫を凝らした試みをしていることはすごいと思う。(教えてくれた皆様ありがとう)
しかし、教育や教育に関わるデータ通信の費用は公共の費用で、一大学や、まして、志のある教員だけで解決するものではないはず。
我が「先進国」では、AIを推進する教育や情報教育による「AI立国」??を目指しているらしいが、こんなこともできない。
困難な中、小中高、大学で教育を行おうとしている組織というより、志のある人たちには改めてお礼を述べたい。
しかし、スマホのガラスは割れたままで、どうやって講義を見ろというのか。
「教育費用や研究費用を削減して、最大の効果を出せ」は「先進国」ではない。