2月14日から16日まで、第47回(平成25年度)全国子ども会育成中央会議・研究大会「つながろう全国のこども会この東北の地で」が松島市で開催された。
被災地訪問や東北各県と兵庫県のジュニアリーダー、こども会による分科会が行われた。
本大会のテーマ「東北復興支援大会」
スローガン「つながろう 全国の子ども会 この東北の地で!」
◇1日目:開会式・表彰式・基調講演・活動発表・情報交換会・受賞者を囲む会
◇2日目:被災地支援視察・分科会
◇3日目:全体会・シンポジウム・閉会式
ジュニアリーダーは昭和40年代に宮城県中央児童館により県内各地に組織され、現在は仙台市だけでも300名以上の中高生が登録しています。
ジュニアリーダーは、こども会を中心に公民館などを拠点にこどもの参画でこども支援や地域活動を行うユースです。
「ジュニアリーダーの養成は、地域によって大きく異なるが、全国子ども会連合会が「子ども会Step Up for Junior Leader`s」を発行し、おおむねの基準を示している。
初級
中学校1年生以上。子供会について理解を深めるため、様々なことを体験することをねらいとする。
小学校5・6年生から養成をはじめる地域も多い。
中級
中学校2年生以上。学んだ様々なことを計画し実施できるようになることをねらいとする。
上級
高校1年生以上。学んだ様々なことを計画し実施できることはもちろん、子供達に指導できるようになることをねらいとする。
それぞれ、一定の研修基準時間を満たすと、全国子ども会連合会から認定証が授与される。
ただし、全国子ども会連合会の認定は必須条件ではないため、独自の基準でジュニアリーダーを認定するところや、養成はするが認定までは行わないところもあり、様々である。
養成は「研修会」として行われ、初級及び中級は市町村単位で、上級は都道府県単位で行われていることが多い。
この場合、各子ども会連合組織と教育委員会による共催事業の形をとることが主流となっている。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E
3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
被災地のジュニアリーダーは、震災後も地域のこどもたちと一緒にさまざまな活動を行ってきた。
大きな被害を受けた被災地のジュニアリーダーたちは、避難所などでの個人としての活動を行い、避難所訪問を始め、定例会を開き、開催が絶望視されていたこどもまつりの開催を行った。
被害の少なかった地域ジュニアリーダーは沿岸部の仲間たちの力になるための活動を開始し、何が出来るか、どういう手伝いができるかを模索し、支援を行い誰かの支えになれることを目指して活動した。
2011年9月には、「子ども未来人サミット」が仙台市のせんだいメディアテークで開かれ、岩手県・宮城県・福島県の若者たちが集まり、被災直後から半年間の状況とその間に取り組んだ活動を報告し、「中高生として自分たちにできること」、「政府、行政に伝えたいこと」、「原発を考える」など、中高生自身が考えた6つのテーマに分かれて熱心にディスカッションをした。
2012年4月には、「子ども未来人サミット―アクションプラン―」が仙台国際センターで開かれ、宮城県内のジュニアリーダーの報告と「震災後活動してきた若者たちが、今何を思い 未来をどう考えているか」として各地のジュニアリーダーが論議した。
今回は、第3分科会テーマ「被災地でのジュニア・リーダーの活躍と日本の子ども会の未来」で宮城各地のジュニアリーダーが語った。
第1分科会テーマ「東日本大震災から学ぶ子ども会活動の在り方」
第2分科会テーマ「被災地子ども会活動の支援と子どもたちの防災キャンプ活動」
第3分科会テーマ「被災地でのジュニア・リーダーの活躍と日本の子ども会の未来」
第4分科会テーマ「3.11からの復興・復旧」
第5分科会テーマ「地域を支え、地域に生きる、子どもの育成」
第6分科会テーマ「阪神・淡路大震災からの復興」
第7分科会テーマ「ジュニア・リーダー育成プラン ~子ども会の未来を担うリーダーたち~」
第8分科会テーマ「子ども会会員の増強につながる、子ども会活動を考える」