20130714

 

 

 

4回防災グローバルプラットフォーム会合

子どもたちによる活動報告会

 

主催 公益社団法人

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン


 7月14日、仙台市のTKPガーデンシティ仙台で「第4回防災グローバルプラットフォーム会合/子どもたちによる活動報告会」(主催 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)が開かれた。

 

 

 「国際子ども支援NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、東日本大震災発生直後より、被災された子どもたちや家族の日常性を回復するために、岩手・宮城・福島県にて緊急・復興支援活動を実施しています。

 SCJでは、この復興支援事業の一環として、2011年5月より子ども参加によるまちづくり事業“Speaking Out From Tohoku~子どもの参加でより良いまちに!~”を実施し、地域の復興に向けて子どもたち自身が声をあげ、参加することで、より良いまちをつくることを目指して、活動しております。 

 今年5月21~23日、ジュネーブで世界の防災(災害リスク軽減)について話し合う国際会議、第4回防災グローバルプラットフォーム会合が開催されました

 セーブ・ザ・チルドレンでは、東北の子どもたち自身が、地震、津波そして原発事故という複合災害としての東日本大震災の経験をもとに声をあげ、子どもたちの意見を世界の防災(災害リスク軽減)に関する計画に反映する機会を提供するために、東北の子どもたちの本会合への派遣およびそれに向けた国内での事前ワークショップを実施しました。」

 

http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1157

 

 

 子ども参加によるまちづくり事業「Speaking Out From Tohoku~子どもの参加でより良いまちに!~」の子どもまちづくりクラブに参画していた岩手・宮城・福島の高校生4名が521.23日にジュネーブで開催された「第4回防災グローバルプラットフォーム会合」に自らの体験にもとづいて参加した。今回は、この高校生の「もっと多くの人たちにこの経験を伝えたい」ということ思いで開かれた。

 

 まず、開催挨拶と活動紹介が行われた。

 次に、第4回防災グローバルプラットフォーム会合への参加の経緯や参加の様子が語られ、参加した高校生たちによる活動報告が各人から行われた。

 陸前高田の小友茜李氏は、防災やこども参画に強い関心をもち子どもまちづくりクラブに参加したが、会合に参加して前よりも防災やまちづくりへの参画の意欲が高まるとともに、国際協力の重要性を感じたという。

 大船渡の村上香奈氏は、会合では多様な言葉が使われて不安だったが、こどもたちの耳を傾けてくれるおとなやサポートしてくれるファシリテーターがいて心強かった。また、自分も、そういうおとなやサポートするファシリテーターになりたいと思ったという。

 石巻の千葉拓人氏は、会合ではおとながこどもの意見を尊重し、「君たちの将来に期待している」と言われることが多かったという。また、現在は防災意識の底上げを考えており、防災関係のおとなの会議にこどもの意見者として参加しているという。

 いわきの本田歩氏は、会合でスピーチをして自分の考えが少数派でも伝わる、変えられると感じた。また、帰国してから会合のことやこのことを、友人に話したり、想いを伝え、ネット番組でも話したという。

 

 

 そして、4人で会合での「提言書 東北の子どもたちの声~私たちの経験を世界の防災へ~」の「1.子どもの意見も聞いて、これからに生かしてください。」「2.子どもが求める 5 つの支援を知り、行動してください。」「3.子どもと一緒に、防災・災害時の対応を世界中でもう一度考え直して、実現させましょう」「4.震災の出来事を共有し合ってください、後世に伝えてください」を語った。 

http://www.savechildren.or.jp/scjcms/dat/img/blog/1128/1368862618522.pdf

 

 子どもたちと参加者による意見交換では、会場からの質問に答えて、知らないこともわかるようになった体験をつたえるのが大変なこと、こどもの意見を反映するひとになりたいなどが語られた。

 

 

 参加者からの感想として、石巻の女子高生は「楽しかったのが伝わった。そして、想いが伝わってよかった」述べ、高校の教員は学校としてもいろいろと震災や復興について伝えているが、生徒がこういう活動に参加することは重要と語った。

 

 国会議員からは震災後の自殺率、家庭内暴力、虐待か増えているので、こどもからソーシャルメディアなどでも議員に意見を寄せてほしい、また、おとなが気がつかないことを言ってくれたなどの話があった。

 

 最後に、防災(災害リスク軽減)関係者からのメッセージとして国連国際防災戦略(UNISDR)事務局松岡氏からのコメントと仙台市国連防災世界会議準備室室長より「第3回国連防災世界会議」についての話があった。

 

 2015年には仙台市にて「第3回国連防災世界会議が開催され、前回の神戸てつくられた防災のための国際的な仕組みである兵庫行動枠組を改変するポスト兵庫行動枠組が策定される。

 

 「第4回防災グローバルプラットフォーム会合」はこの「第3回国連防災世界会議」へのプロセスの一つであり、こどもたちの意見がさらに反映されるようにしなくては。

 

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