201304252

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 スローレポート 『S−Report』 (4/25号)
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◆◆◆  自治体派遣職員・職員の声 ー国民の寄託に答える ◆◆◆

 

         東北からの声2      

 震災では、公務に携わって命を無くした、また、命をかけて公務を行ったひと、力の限りをつくしたひとがいます。

ここからも読めます。

 http://www.slowtimes.net/2013/04/25/201304252/

 

 自治体派遣職員の声をご紹介します。


 「3.11から間もなく2年が過ぎようとしています。こうした気運も時間の経過で低下していくことは避けがたいことです。一日も早い復興が求められており、我々も頑張っていきたいと思っています。お会いした「地域づくり懇談会」は、女川町の離半島部15集落で9月から月1ペースで開催しており、どの地区も高台団地の造成案が固まりつつあるところです。御前浜においては造成の基本方針が決定し、「あとの詳細は××さんに任せた」と、満場一致で合意されたので、あとは××さんとともに細部の詰めを行い、事業を国・県に認めてもらう手続きへと進めていきます。ところで、今離半島部の最大の課題となっているのが、「被災跡地(浜)の嵩上げ」です。高台団地は防災集団移転促進事業(国交省)で造成しますが、そこで発生する残土は、「運搬・処分は認められるが付近地で敷均し・転圧することは不可」となっています。被災跡地(浜)は漁業集落防災機能強化事業で整備しますが、この事業でも「事業費は漁業関係用地の嵩上げにしか使えない」となっています。結果として「高台からタダの土が大量に出るのに、これを沈下した浜の嵩上げに使えない」というジレンマに陥っています。このほかにも復興交付金による事業要件が被災地の実情に合わない部分が多々あり、被災市町村では苦慮しており、関係省庁に相談・陳情しているところです。私の立場をご説明しますと、任期が昨年4月から今年の3月までの派遣職員です。そんな区切りでは離半島15地区の復興整備計画が中途半端な形での引継ぎとなるので、女川町と派遣元の愛知県豊田市に期間延長を願っているところです。しかし延長が実現しなければ女川町を去る身なのです。話は脱線しますが、われわれのような他市町村からの派遣職員は多く、女川町の復興推進課では23人中半数の12人が派遣職員です。自分で言うのもなんですが復興の大きな原動力となっています。これが公務員の派遣制度上仕方ないことなのですが4月1日でもって総入れ替えとなります。復興の足が止まる、とまでは言いませんが間違いなくスピードが落ちます。引継ぎ書類をしっかり作ろうにも、夜も休日もない激務の中でそんな時間もとれません。(毎日のことなので、12時を回る前には帰宅するよう心掛けていますが)なるべく任期を長くこちらの復興に専念したいのがまず第一ですが、それが無理であれば、引継ぎのために交代する派遣職員との重複期間をある程度設けてくれるよう派遣先、派遣元に実情を訴えているところです」
 私も、某県の自然保護のセクションに行ったところ、高台移転のために県の自然保護区や規制の規制緩和をしなくてはならないので、県内のすごい数の地区と交渉しているとのこと。 しかし、自然保護の規制緩和はとはなにごとだというご意見を、ここに言う県民も少なくなくいらしゃるそうです。すごい、大変ですねと言ったら、市町村職員や県職でも地域や現場に出ている人から比べればたいしたことではない、と言われてしまいました。
 また、国家公務員であっても、地元の職員からも信頼され、国民の寄託に答えたひともいます。「今日はルール違反をします。今まで、間接的にしかお伝えしていませんでしたが、私(某地方公務員)の右腕を超える、パートナーであった、経済産業省から現地出向していたYさんがこの地を離れることになりました。 彼は、私とともに一年3ヶ月、被災現地で、まさに私の仲間として全ての力を投入して、この問題に取り組んでくれました。」(都合によってここまで)
 私たちは、困難な中、国民の寄託に答えた公務員を知っています。  そして、そうでなかったひとも分かっています。

◆◆◆             ご案内              ◆◆◆
こども環境学会2013年大会(東京)のご案内「こどものコミュニティ力」―こどものつながる力・つなげる力―
東日本大震災は「未来を担う子どもの成育環境を『幸せ』が実感できる持続可能で安全・安心な社会・地域づくりへ変革せよ」という未来からの警告と私たちは受けとめています。学会の特性をいかして多様な組織と連携して進めてきたこれまでの支援や前回の仙台大会(2012年)において、子どもたちが社会の一員としてコミュニティをつなぎ・つながる力を持っていることが明らかとなりました。本大会では、震災復興・地域再生にむけて次世代のしなやかで創造的な力「コミュニティ力」をいかし、それを支える大人の力を育み、さらに日本の持続可能な社会・地域づくりに協働する方策を探求します。
2013年大会(東京)実行委員長 神谷明宏(聖徳大学)
ACEウエブサイト:http://www.children-env.org/
★ポスターセッションでこれを発表します。4月27日(土)16:10 ー 17:08  A3 地域・コミュニティ「こどものコミュニティ力をいかしたESD・防災教育・復興教育津波避難体験をしたこどもの参画の力・態度をいかしたプログラムへ」
大会プログラム(予定)
◎開催日程:2013年4月26日(金)~28日(日)(※学会誌23号には19日(金)~21日(日)と記載されていますが、変更いたします。)◎開催場所:東海大学高輪校舎(東京都港区高輪2-3-23)http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/takanawa/index.html
4月26日(金)◆エクスカーション(10:00~16:00予定)※大会参加と事前申込が必要東京サレジオ学園・三鷹市星と森と絵本の家・自由学園明日館(FLライト設計)など4月27日(土)◆オープニングセレモニー、◆国際シンポジウム、◆特別シンポジウム「子どもにやさしいまちづくり」、◆ポスターセッション①、◆ワークショップ、◆会員総会・懇親会4月28日(日)◆審査論文・卒業論文・修士論文発表会、◆分科会、◆ポスターセッション、◆2012年度こども環境学会賞受賞者講演、◆総括セッション・大会提言、◆表彰式・閉会式
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