20130419

住民つながり タウン紙から学ぶ 慶大生の木村さん 町民記者と「伴走」

 

東日本大震災後に、岩手県大槌町で創刊したタウン紙「大槌みらい新聞」の運営を手伝った横浜市青葉区の慶応大学環境情報学部三年生、木村愛さん(21)が八カ月のインターン(就業体験)を終えて今月大学に復帰した。津波で人のつながりが寸断された町で「住民による情報発信」の大切さを学んだ。(新開浩) 木村さんがインターン募集に応じて大槌町に入ったのは昨年七月末。夏休み中の滞在予定だったが、人手が足りず「腰を据えて関わろう」と秋以降も休学して町に残った。 現地で驚いたのは情報量の少なさ。津波で多くの家が流され、残った家は近所付き合いがなくなった。新聞を購読しなければチラシも届かず、高齢者の大半はインターネットが使えない。 「横浜にいると、あふれる情報に疲れる生活。でも、情報がないと、とても不安で寂しいことに気付いた」 大槌みらい新聞は、ボランティアが五千世帯に無料配布し、運営費は企業の支援や個人の募金でまかなう。被災の教訓を踏まえ、町民自身の情報発信力を育てることも新聞の目的の一つだ。 木村さんが主に担当したのは、町民自ら地域の話題を発掘して記事を書く「町民リポーター」の支援。「記事なんて書けない」と渋る人たちを説得し、取材用のデジタルカメラを渡した。 引き受けてくれた七十四歳の女性は、九十歳の男性がウオーキング大会で先頭を切って歩いたニュースを聞き付けて記事にした。 木村さんは「このおばあちゃんが『七十四年生きてきて、今が一番楽しい』と言ってくれたときはうれしかった。人と人がつながり、何かが生まれる面白い経験を将来の仕事にも生かしたい」と抱負を語った。 

  Slowtimes.netは、誰もが生きやすい生活や仕事のありかた(スローライフ・スローワーク)について考えたい、何かしてみたいというひとに情報を提供する市民メディア、オルタナティブメディアで、ネットワークトジャーナリズムを目指しています。

   Slowtimes.netサイトをリニューアルしました。このサイトは最初はウェブ(HTML)でつくられ、続いてCMS(Xoops)となり、さらに、今回の形となりました。

   今回のSlowtimes.netサイトのリニューアルは、ネットの情報発信がメールマガジンやメールニュースなどの「メールメディア」とブログなどの「ウェブメディア」を融合し、映像や音声を使ったカタチにシフトしていくのに対応したものです。

関連しているもの(リンク)

 

◆メールニュース・メールマガジン

 1999年より発行のメールニュースの週刊「S-Report」は、20年を超えて、メール配信しました。
 現在はこの場所で配信しています。

 

 

◆メディア★カフェ
メディア★カフェはメディアや情報をテーマにしている活動を紹介し、気軽に話し合うカフェです。

 カフェTV、市民メディア・ブレゼン、インフォマーシャル(Infomercial)などを行います。

 

◆フォーラム

 市民メディア全国交流協議会、MELL EXPO (メル・エキスポ)どのメディアのフォーラムに参加しています。

 

サイト・プライバシーポリシー

 当サイトではサイト・プライバシーポリシー・サイト参加規約などを定めています。

 

検索

 

   (c) Slowtimes.net

2009.2006.2004.1999 All rights reserved

(関係サイト)