イラク派遣の自衛隊員25人自殺 防衛省「因果関係は不明」
イラク派遣を経験した自衛隊員のうち、陸自19人、空自6人の計25人が2005年度から11年度の間に自殺していたことが27日、防衛省への取材で分かった。
防衛省は「個別の原因は答えられないが、借金や家族関係の場合もあり、派遣との因果関係は分からない」としている。
防衛省によると、陸自からは04~06年に約5500人、空自からは04~08年に約3600人が派遣された。陸自はイラク南部サマワを州都とするムサンナ州で主に医療支援や道路の補修に携わり、空自は隣国のクウェートを拠点にイラクへの米兵や物資の輸送活動を展開した。