201303211

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 スローレポート 『S−Report』 (3/21号)
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◆◆◆ 美しい漁村の集団移転地を考える ◆◆◆
      つくたま塾

 

 2月27日、つくたま塾「美しい漁村の集団移転地を考える」(NPO法人都市づくりNPOさいたま)がさいたま市生涯学習総合センターで行われた。

 

 

ここからも読めます。http://www.slowtimes.net/2013/02/27/201302271/

 「昔ながらの美しい漁村である、大船渡市泊地区の集団移転を検討したケーススタディ-の紹介です。 今回は、昨年の総会イベントとして行われた「東日本大震災・復興支援を考えるミニシンポジウム」を受け、これをさらに掘り下げるために、芝浦工業大学の作山先生を講師に現地での取り組み事例をお聞きし、議論を進めたいと思います。」趣旨
 NPO法人都市づくりNPOさいたま「さいたま市を中心とした地域を活動基盤とする、都市づくりの専門家集団を核としたNPO法人です。さいたま市及びその周辺地域で、地域を支える人材の育成、交流を図るとともに、広く市民、企業、行政等との連携・協働のもとに、地域の都市づくり・まちづくりに主体的かつ継続的に関わっていくことを目指しています。」

 http://tsukutama.seesaa.net/  

 

 岩手県大船渡市泊地区は、半農半漁の養殖を生業として暮らしている比較的豊かな地域である。しかし、若者は大船渡市街地や仙台、東京に流失している。

 

 東日本大震災では、200人に地区で全62戸中22戸の建物被害、死者1名という結果になった。
 ここに、東海大学が震災支援でどんぐりハウスを建築し、寄贈したことがきっかけで、芝浦工業大学教授の作山康氏らがボランティアまちづくりにかかわるようになった。
 8月に被害にあった世帯を中心に住民ヒアリングを行い、今後も泊地区で暮らして行きたい意思を確認し、「防災集団移転促進事業」によって高台移転をすることとなった。 同市の移転計画原案(図面)を作山氏らのグループはモデル・模型をつくり、住民と協議して、問題点を洗い出した。 これをもとに移転計画地元案(図面)もモデル、そして、ガイドライン(景観等)を作成し、住民、そして、市側に提示した。 そして、地元住民と市の交渉を経てこのだび着工の運びとなった。
 作山氏は、この計画を単に住居の確保、集団移転に留まらず、高齢化している地域での漁業のあり方、新しいソーシャルビジネスも考えて、移転元の土地利用、漁業、グループホームとの連携も考えて都市計画的手法を駆使して、持続可能な地域づくりのエリアマネージメントを行ったという。
 その後、論議では都市づくりの専門家集団らしく、派遣専門家制度、派遣職員の専門の問題、作山氏らのグループが民間助成金を得て活動していることの大変さなどの論議された。
 集団移転がすすまないのは、住民の合意ができないからであるように言われることも多いが、移転地もなく、専門家の助けも無い状況で、住民が計画をつくって行くのは難しい。 また、行政は人手不足、都市計画の専門家の不在などがあり、一律的な集団移転をすすめるしか無いのが現状である。
 泊地区は、比較的豊かで移転規模が小さく、プロボノの専門家支援が受けられたからできたのかもしれないが、小さくてもこのような事例を早くみせても復興できることを見える化していかなければ、復興は難しい。


◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

 

こども環境学会2013年大会(東京)のご案内「こどものコミュニティ力」

 

    ―こどものつながる力・つなげる力―

 

東日本大震災は「未来を担う子どもの成育環境を『幸せ』が実感できる持続可能で安全・安心な社会・地域づくりへ変革せよ」という未来からの警告と私たちは受けとめています。学会の特性をいかして多様な組織と連携して進めてきたこれまでの支援や前回の仙台大会(2012年)において、子どもたちが社会の一員としてコミュニティをつなぎ・つながる力を持っていることが明らかとなりました。本大会では、震災復興・地域再生にむけて次世代のしなやかで創造的な力「コミュニティ力」をいかし、それを支える大人の力を育み、さらに日本の持続可能な社会・地域づくりに協働する方策を探求します。
2013年大会(東京)実行委員長 神谷明宏(聖徳大学)


大会プログラム(予定)
◎開催日程:2013年4月26日(金)~28日(日)(※学会誌23号には19日(金)~21日(日)と記載されていますが、変更いたします。)◎開催場所:東海大学高輪校舎(東京都港区高輪2-3-23)http://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/takanawa/index.html
4月26日(金)◆エクスカーション(10:00~16:00予定)※大会参加と事前申込が必要東京サレジオ学園・三鷹市星と森と絵本の家・自由学園明日館(FLライト設計)など4月27日(土)◆オープニングセレモニー、◆国際シンポジウム、◆特別シンポジウム「子どもにやさしいまちづくり」、◆ポスターセッション①、◆ワークショップ、◆会員総会・懇親会4月28日(日)◆審査論文・卒業論文・修士論文発表会、◆分科会、◆ポスターセッション、◆2012年度こども環境学会賞受賞者講演、◆総括セッション・大会提言、◆表彰式・閉会式


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