201303171

 

 

 

日本水圏環境教育研究会第2回大会

 

 

(主催 日本水圏環境教育研究会

 

 3月17日、日本水圏環境教育研究会第2回大会(主催 日本水圏環境教育研究会)が東京海洋大学で行われた。

 

「我々日本人にとって水圏環境は欠かせないものであり,将来にわたり持続的に水圏環境を維持し活用していくためには,より多くの人々の水圏環境に対する理解が必要不可欠です。さらに,学校教育,社会教育,地域社会においてより一層水圏環境教育を推進していくためには,教育・研究活動に携わる方々のご参画が何より重要であると考え,この度下記の通り日本水圏環境教育研究会を設置することとしました。」(日本水圏環境教育研究会)

 

 

 まず、基調講演「探究学習のすすめーわからないから面白い」が元静岡県の中学校・水産高校の教員の長谷川勝治氏(現在大学講師)より行われた。

 長谷川氏は、大学卒業後、赴任した中学校で自己流の課題学習を地域の水環境をフィールドに教科ですすめた。

 これを生徒たちが自分から学び、分からないことを分かろうとすることを大切にした探究学習に発展させ、生徒の科学的リテラシーを養った。

 また、野球部の監督として、野球の戦術や組み立てを選手が自ら探究する指導を実施して、野球部を優勝に導いた。

 その後、水産高校の教員に転じてからは探究学習をいかして、水産高校での教科実践・実習に応用するばかりでなく、地域や水産業と連携して地域づくり、商品開発などを行った。

 同氏は、「わからないからつまらない」ではなく、「わからないから面白い」を実践してきたという。

 つまり、教え込むではなく、自分たちで自ら学び始めると面白くなる手助けを行ってきたのだ。

 

 

 次に、東京海洋大学准教授の佐々木剛氏より「水圏環境教育の取組みと今後の課題」として、水産高校での今までの実践から「水圏環境教育」の目標やラーニングサイクル、そして、ラーニングサイクルに基づいた水圏環境教育について述べられた。

 

 「水圏環境教育学,地理学,水産学,河川工学,水産教育史,小学校教育,メキシコ海洋教育,地域連携教育等の角度から議論を深めた。議論の中で,今現在の学問大系や,学校における教科が分断化されているが,水の循環を教えずに生活排水で分断化されていること。海だけでなく河川,湖沼,森,人を含めた水を媒介とした横断的なつながりについての知識体系をしっかりと構築すべき,との意見が出された。今まで,海に関する教育の研究会に参加しているが,今回程,水を媒介とした横断的つながりが議論されたことはなかった。今後,さらに水圏環境リテラシーの議論を深めたい。」

 佐々木剛氏のブログより

 http://blog.goo.ne.jp/hypom/e/8477d782850f628dd2010374dd7b8814

 

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