歌津のこども作
これ3年生の作品。心が震えました。
前回も4コマまんがでカッパが龍に「つながり」の大切さを教えるという物語を描いたK君。今回は海辺にタブノキ防潮林を描き、大作まんがで川の声(河童)と子供が生き物との対話を信じて、町づくりを話し合う、という過程を描いた。
歌津町史には「猫の会議」の民話が載っている。世話になった長者どんの娘が無理に嫁がせられそうな事態に、猫たちが村を超えて協議し、田束山に祈り、抵抗の作戦会議をするというもの。他の生き物と生活が密接だった時代には、彼らも村の成り行きを案じて、協力し合う関係だったらしい。
K君の物語は、その系譜に連なるものだと思う。