『東北フューチャーネットワーク』
スタートアップフォーラム
3月9日、『東北フューチャーネットワーク』スタートアップフォーラムが仙台市市民活動サポートセンターで開催された。
「地域や組織の課題を未来対話とデザイン思考で解く「フューチャーセンター」の手法を用いて、東北復興の推進・加速を担う『東北フューチャーネットワーク』の活動がスタートします。
その第一弾のお披露目の会をこのほど開催いたします。岩手・宮城・福島はじめ東北各地で対話と協働による未来づくりを進めるみなさん、そして全国の関係者のみなさんにお集まりいただき、これからどのような活動を一緒にやっていけるか、また互いにどのようなサポートが可能なのかをダイアログ(対話)します。
フューチャーセンターの機能と可能性についてもご紹介する他、実際に「みんなでつくる東北の未来」フューチャーセッションも行います。また、各地の復興まちづくりアクションの情報交換も行います。」
「フューチャーセンターとは、企業、政府、自治体などの組織が中長期的な課題の解決を目指し、様々な関係者を幅広く集め、対話を通じて新たなアイデアや問題の解決手段を見つけ出し、相互協力の下で実践するために設けられる施設である。」 (ウィキペディア日本語版)
この中で様々な関係者を幅広く集め、対話を通じて新たなアイデアや問題の解決手段を見つけ出すプロセスをフューチャーセッションという。
まず、オリエンテーションのあと、参加者の自己紹介が行われた。
次に、ミニ講座「FC フューチャーセンターってなに?」が行われ、フューチャーの説明や役割について語られた。
イスラエルのロン教授が描いた FC の概念図でFC のある都市の様子を説明した。
FC(円形の部分)には、多様な人が集まって対話を行い(A)、対話の結果が全て可視化され(B)、対話の成果は実行に移される(C)。FC の中では、未来の兆候がつねに、ウォッチ(D)されており、FC から生まれたイノベーションラボでは次々と実験が生まれ(E)、やがて都市ではそれが発展して、いたる所で社会に還元されている (F)。
その後、東北フューチャーネットワークの目指すところの説明と特定非営利活動法人ジェン(JEN)が宮城県石巻市のふたつの地区で若者と地元の人たちとで行ったフューチャーセッションの様子を述べた。
フューチャーセッション「みんなでつくる東北の未来」として、参加者が「今おきていること」と「変化のきざし」についてワークショップで論議した。
そして、グループに別れて「今おきていること」と「変化のきざし」について論議した。
それをもとに、再度グループに分かれて「復興にどのような支援ができるか」と「復興のきざし」について論議し、発表した。
最後に、参加者の今日、気付いたことや得られたことを述べてセッションを終了した。