20121025

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 スローレポート 『S−Report』 (10/25号)

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 ◆◆◆   地域起業・NPOインターン  ◆◆◆

 

 私たちのNPOネットや委託先で地域起業・NPOインターンの夏期集中インターンを行っている学生のふりかえり・評価会議を学生、教員、私たちとで行っています。

 以下、WEBでも同じ内容を読めます。
 http://www.slowtimes.net/2012/10/18/20121020/

 地域起業・NPOインターンは地域・NPOにインターンやボランティアなどを迎えて、地域起業(ソーシャルビジネス・コミニュティビジネス)を行いたい、または、地域でモデル事業を導入、モデル事業の強化をはかりたい、そして、地域の活動支援や強化やネットワークづくりをはかりたい、大学が地域連携をはかり、研究の場をつくり、学生を活したいなどのニーズにお答えします。
 参加する学生、若者、社会人がインターンだけでなく、参加、ボランティア、研修、バイトなどの機会を得て、地域や社会を知り、社会人基礎力やチームで働く力や考え抜く力、前に踏み出す力を養い、就職や地域起業(SB)に結びつけたい、そして、地域のコーディネート力を身につけたいなどのニーズにお答えします。
 インターンにはいろいろな形がありますが、ここでは、社会見学のようなインターン入門編の社会見学型インターン、社会人基礎力の養成を目指す社会人基礎力型インターン、就業を目的とする就業型インターン、社会的起業を目指す社会的起業型インターンを実施しています。
 夏期集中インターンは終了しましたが、通年インターンは継続中です。

★社会人基礎力型インターン

 公務員志望でNPOにインターンを希望した男子学生は私たちのNPOネットで夏期集中インターンを行いました。
 本人は、面接でも自主性が乏しく感じられ、エントリーシートの本人の評価でも社会人基礎力の働きかけ力と実行力に弱く、普段から他人とのコミュニケーションが苦手とのことなので、それを強化するためにインターンプログラムをつくりました。
 インターン生はNPOの事務を行い、会議に参加して基礎的スキルを身につけ、大学の地域プロジェクトのイベントの企画を立てるためにも他のイベントに参加して、企画の立案を行ました。
 その成果をNPOの関係者にプレゼンテーションし、ふりかえり・評価会議を本人、教員と私たちコーディネータとで行いました。

 終了後の本人のコメントでは 「働く上では、他人からの要望を待つのではなく、自分から、積極的に、取り組もうとする、最低限の姿勢が大切だと、改めて知り、それが、働きかけ力と実行力という事で、今回のインターンシップで、その意味を知ったと同時に、その姿勢が、自分の中で、身に付いたという実感があります。」とのことです。

 また、レポート「行政と協働」では「私は、将来就きたいと考えている職業として、自治体などの役所で活躍できる、公務員を希望し、インターンシップに参加を決意したのも、その仕事内容を、現場の視点から、知りたいと言う理由からでした。今回のインターンシップに参加し、私は、参加する以前での、参考書による学習だけでは、知る事のできなかった、実践的な部分に加え、行政や民間など、その仕事における、仕組み、役割について学習し、改めて、理解を、深められたと、実感しています。(中略)
 私は、協働という面から、行政の役割について学び、行政には、多様な職務があり、そして、多くの問題を抱えている事を、改めて知った上で、その解決には、効率性を考えても、まず、サービスを提供される側との協力が不可欠だと、痛感してます。」と述べています。
 教員の評価も高く、彼の立案した大学の地域プロジェクトのイベントの企画が採用されも秋には実施されます。


★就業型インターン

 サービス業志望で、1年次にデパートでのビジネスインターンを経験し、2年次に自主的に震災地の支援ボランティアを行って、今年は震災支援ボランティアバスを運営しているNPOにインターンを希望した女子学生は震災支援・まちづくりNPOに夏期集中インターンを行いました。
 本人は、面接でも意欲的で自分のやりたいことがはっきりしており、希望に添った震災支援ボランティアバスを運営し、コミニュティカフェを経営しているまちづくりNPOでのインターンプログラムをつくりました。
 インターン生はコミニュティカフェでの接客・イベントのサポート、震災支援ボランティアバスを運営、被災地にも再度行きました。

 その成果のふりかえり・評価会議を本人、教員と私たちコーディネータとで行いました。

 終了後の本人はインターンによってコミュニケーションの力が身に付き、専門であるホスピタリティやサービスについても深く考えることができたと言う。

 また、レポートでは「インターンシップをさせていただくきっかけは、被災地支援を行っているということだったが、研修を終えると(インターン先のNPOで運営している)コミュニティカフェ(地域の方々の居場所づくり)の重要さを知り、今後、さらに発展させていく方法はないかと考えている自分がいた。」と述べています。

 教員の評価も高く、彼女は仕事をしながら震災支援や市民活動を続けられるようなライフタイルを選択して行きたいと述べた。

 例に挙げたふたりに限らず、インターン生たちは、多くのものを得たが、また、それに係った大人たちも多くのことに気付き、得られたものが大きかった。


◆◆◆             ご案内              ◆◆◆


第10回市民メディア全国交流会~つながろう!広がろう!伝えよう!~
http://kubikino-medhifesu.p-kit.com/page213902.html

10月27日、28日(日)に第10回「市民メディア全国交流会~つながろう!広がろう!伝えよう!~」が上越市で開催されます。

この中で、分科会【6】「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を行います。

 ここでは、地方紙と市民によるメディアの新しいあり方の実例を聞き、参加者とともに論議します。

 埼玉新聞社クロスメディア局企画編集部長吉田俊一氏が「埼玉新聞社の市民参加紙面の取り組み」、NPO法人埼玉情報センターの生越康治氏が「埼玉新聞社と市民の共働の取り組みについて」 、東京新聞読者応答室室長の鈴木賀津彦氏が「新聞と市民メディアについて」のお話を頂き、slowtimes.net代表の長岡素彦・バネリストと参加者が「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を論議します。

内容

9:30 
「埼玉新聞社の市民参加紙面の取り組み」
埼玉新聞社クロスメディア局企画編集部長吉田俊一氏

9:50
「埼玉新聞社と市民の共働の取り組みについて」 
 NPO法人埼玉情報センター生越康治氏

10:10
「新聞と市民メディア」
東京新聞読者応答室室長鈴木賀津彦氏


10:30

論議
slowtimes.net代表の長岡素彦と参加者と「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を論議します。


                            他市民メディア、メディア関係者

       担当者   長岡素彦 (市民メディア slowtimes.net  代表)

       日時    10月28日(日)  9:30 ~ 11:00

       会場    高田駅前コミュニティルーム

http://kubikino-medhifesu.p-kit.com/page213902.html
          

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