20121018

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 スローレポート 『S−Report』 (10/18号)

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◆◆◆  ふじみ野「地域コーディネーター育成講座」 ◆◆◆

 

 現在、ふじみ野「地域コーディネーター育成講座」(地域コーディネイター育成講座実行委員会、東上線NPOネット地域雇用推進委員会)を行っています。

 以下、WEBでも同じ内容を読めます。
 http://www.slowtimes.net/2012/09/30/20120930/

  地域コーディネーターとは持続可能な社会やまちづくりを行うためのコーディネーター・ESDコーディネーターです。

 「地域の多様な関係者が垣根を越えて協働して取組むのがまちづくり、地域づくりです。
 しかし、多様な関係者が関わるということは、価値観、考え方、行動パターンの違いから、摩擦や対立も生まれてくることになり、それを超えて、共通のビジョン(どんな川、どんな地域にしていきたいのか)や協働の調整や役割分担(そのためになにをいっしょにやり、なにをそれぞれでやるのか)についての合意形成を図っていくことが必要になってきます。」(「地域コーディネーター育成講座」より)

 埼玉県域では、東上線NPOネットが国連持続可能な開発のための教育の10年さいたまが「地域(共創)コーディネーター」の養成を始めている。
 今年度は、ふじみ野市で「地域コーディネーター育成講座 しっかりしたビジョンでやわらかくつなぐ」を主催が、市民による地域コーディネイター育成講座実行委員会で、共催が東上線NPOネット地域雇用推進委員会(助成:公益財団法人サイサン環境保全基金、協賛:ふじみ野市、ふじみ野市教育委員会)で行なわれている。
 
 9月13日に「コーディネィターについて」としてESDJの森良氏のコーディネータについてのレクチャー、9月20日に「ファシリテーター講座」としてESDJの森良氏のファシリテーターについてのレクチャーと指導が行われた。
  
 9月30日には「まちづくりのビジョンとコーディネィターの役割」が行われた。
 
 地域コーディネイター育成講座実行委員会委員長の開催趣旨の後にふじみ野市の高畑博市長の挨拶があった。
 高畑市長は、全町会・自治会でタウンミーディングを行い、職員ともミーティングを重ねて協働のまちづくりを目指している。市民にも、このような講座で従来の要求型市民から協働する市民となり、行政と対等なバートナーシップで新しい公共を共に築いてほしいと述べた。

 アイスブレーキングとして会場全体で参加者同士の自己紹介のコミュニケーションづくりが行われた。
 これは、アイスブレーキングの手法を学ぶOJTにもなっている。
 
 次に、森良氏による「まちづくりのビジョンとコーディネィターの役割」のレクチャーが行われた。
 森氏は、「持続可能なこと」とは具体的に何かを参加者から聞き、また、「持続不可能なこと」とは何かを問いました。
 参加者の考えている地域の現実をもとに地域を持続可能にするFEC(食料・エネルギー・ケアの自給)や新しい公共、協働などについて語り、コーディネーターの必要性について述べた。
 また、ふじみ野で江戸時代まで存在した地域を持続可能にしていた自給と舟運による交流・交換について述べた。
 そして、コーディネーターに必要なスキルとして社会サービスのコーディネート、パートナーシップのコーディネート、コミュニティエンパワーメント、ビジョン・ミッションの共有などを説明した。
 その後、参加者同士でまちづくりのビジョンの論議を行った。

 その後、参加者て全員でワールドカフェ「ふじみ野をどんな地域にしていきたいか」を行った。
  この中で、自然環境や歴史・文化、福祉の重要性、孤立を防ぐ居場所づくり、バワーを発揮できる方法、高齢者、大人、若者、こどもの多世代協働や市民の活動だけでなく企業、農業、商業など異業種交流で持続可能なまちを目指すまちづくりのビジョン・地域像を描けた。
 
 また、多用な価値を持つ市民での合意形成では、反対意見や少数意見を排除せず、コーディネートによって、何に反対なのか、何が違うのからの合意形成が必要なるなどの論議がなされた。


 コーディネーターの養成はESD-Jによって全国や関東圏でも行われている。

 2014年は「国連持続可能な開発のための教育の10年(以下、ESDの10年)」の最終年です。ESD-JはESD持続可能な開発のための教育を大切な概念と捉え、その普及と実践に取り組んできました。そして、2014 年までに、2015 年以降もESDが各地で広がっていくための「仕組み」をつくろうと、この「ESD コーディネーター・プロジェクト」 を立ち上げました。その目的は、地域のさまざまなコーディネーター的な人々に ESD の視点と方法を共有することです。
 1 ESDコーディネーター育成カリキュラムの開発
 2 ESDコーディネーター・テキストブックの制作
 3情報交流誌『未来へつなぐ』の発行
 ここでは、ESDの視点を持ったコーディネーションのあり方を学ぶスタンダード・カリキュラムの開発や、さまざまな立場のコーディネーターが集まり、互いの取り組みから学びあいながらスキルアップを目指す「学びあい型」「OJT型」「組み込み型」等の研修のモデルづくりなどに取り組みます。

 このうちOJT型研修・組み込み型ブラッシュアップの他に、学びあい型モデル実施として関東コーディネータープロジェクトを行います。
 関東コーディネータープロジェクトは広域関東各県のコーディネーターが集まって、コーディネーターのあり方を検討し、自分の地域でコーディネーターを養成するプロジェクトです。

◆◆◆              ご案内              ◆◆◆


第10回市民メディア全国交流会~つながろう!広がろう!伝えよう!~
http://kubikino-medhifesu.p-kit.com/page213902.html

10月27日、28日(日)に第10回「市民メディア全国交流会~つながろう!広がろう!伝えよう!~」が上越市で開催されます。

この中で、分科会【6】「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を行います。

 ここでは、地方紙と市民によるメディアの新しいあり方の実例を聞き、参加者とともに論議します。

 埼玉新聞社クロスメディア局企画編集部長吉田俊一氏が「埼玉新聞社の市民参加紙面の取り組み」、NPO法人埼玉情報センターの生越康治氏が「埼玉新聞社と市民の共働の取り組みについて」 、東京新聞読者応答室室長の鈴木賀津彦氏が「新聞と市民メディアについて」のお話を頂き、slowtimes.net代表の長岡素彦・バネリストと参加者が「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を論議します。

内容

9:30 
「埼玉新聞社の市民参加紙面の取り組み」
埼玉新聞社クロスメディア局企画編集部長吉田俊一氏

9:50
「埼玉新聞社と市民の共働の取り組みについて」 
 NPO法人埼玉情報センター生越康治氏

10:10
「新聞と市民メディア」
東京新聞読者応答室室長鈴木賀津彦氏


10:30

論議
slowtimes.net代表の長岡素彦と参加者と「地方紙と市民によるメディアの新しいあり方」を論議します。


                            他市民メディア、メディア関係者

       担当者   長岡素彦 (市民メディア slowtimes.net  代表)

       日時    10月28日(日)  9:30 ~ 11:00

       会場    高田駅前コミュニティルーム

http://kubikino-medhifesu.p-kit.com/page213902.html

          

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