埼玉NPOな集まり「世代間クロストーク」
8月22日、埼玉NPOな集まり「世代間クロストーク」がさいたま市のさいたま市市民活動サポートセンターで行われた。
埼玉NPOな集まりは埼玉県域の若手のNPOがNPOの今後を考えるもので、今回は4世代のNPOの担い手から今までの市民活動の関わり方についての報告が行われた。
第一世代の先天性四肢障害児父母の会元会長の野辺朋子氏は先天性の障害を持ったこどものことを毎日新聞への投書が発端となり、先天性四肢障害児父母の会を発足し、厚生省への交渉を行った。
野辺氏は安心して子供を産めるために運動と、また、それにより行政を動かすことが今後も必要だと述べた。
第二世代のNPO法人ハンズオン埼玉常務理事の西川正氏は学生のときの原子発電に関して問題意識を持ち、社会が抱える問題の解決のための多くの活動を行い、現在は、NPO法人ハンズオン埼玉として県との協働にも取組み、その中で行政の在り方について考えている。
第三世代のNPO法人さいたまNPOセンター事務局次長・理事 の生越康治氏は、大学時代に、既にNPOというものがあり、介護の分野について勉強し、介護のNPOに就職し、その後、市民活動支援の仕事をしている。
今後のNPOのためにはNPOを担う人材の育成が重要と考え行っている。
第四世代の聖学院大学3年生の坂口薫氏は高校時代に、自分自身が不登校でありフリースクールから、大学へ進学したが、人間関係で悩んでいた。
昨年の東日本大震災のボランティアに他人のためでなく、自分のために参加して、人のことを考えられるようになり、今も多くのボランティア活動に参加している。
今では、不登校時の親の気持ちも分かるようになったて来たという。
その後、参加者も交えてNPOや社会のあり方を論議した。