20120616

 

 

 

ESDJ全国ミーティング2012

 

 

1日目

 

 6月16、17日にJICA東京でESDJ全国ミーティング2012「今こそ、持続可能な社会と教育の意義を共有しよう」(主催 ESDJ「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議)が開催された。

   ESDとはヨハネスブルグサミットにおいて日本が提唱し実現した「国連持続可能な開発のための教育の10年」は、2005年から2014年迄行われる「持続可能な開発のための教育=Education for Sustainable Development」のことである。
 これは社会・環境・経済・文化の視点から、人類が直面する様々な課題に取り組み、公正で豊かな未来を創る「持続可能な開発」を実現する力を、世界各地に生きる私たちひとり一人が学び育むことを目指している。 

 このESDJ全国ミーティング2012は、2014年の「国連持続可能な開発のための教育の10年」の最終年に向けての目標を共有するものであり、持続可能な社会をつくるために諸課題を解決するためのコーディネーターを育成するESDコーディネータープロジェクトのキックオフであった。
 まず、挨拶では同推進会議の重政子代表理事が2014年目標とESDを推進する仕組みとしてのコーディネータープロジェクトに取り組むことを述べた。

 


 このESDJ全国ミーティング2012は、2014年の「国連持続可能な開発のための教育の10年」の最終年に向けての目標を共有するものであり、持続可能な社会をつくるために諸課題を解決するためのコーディネーターを育成するESDコーディネータープロジェクトのキックオフであった。
 まず、挨拶では同推進会議の重政子代表理事が2014年目標とESDを推進する仕組みとしてのコーディネータープロジェクトに取り組むことを述べた。

 続いて「2014年に向けて」として国としての状況を政府・各省が述べた。
 内閣官房参事官の菊池英弘氏が政府と民間のESD円卓会議などの取組み、外務省国際協力局地球規模課題総括課の外務事務官藤田道男氏が国連Rio+20などの国際的取組み 、文部科学省国際統括官補佐の井村隆氏がユネスコスクールとしての学校でのESDの取組み、環境省総合環境政策局環境教育推進室室長の宮澤俊輔氏がESDの取組みを述べた。
  「Rio+20からアジアネットワークへ」として同推進会議理事の鈴木克徳氏が国連Rio+20への教育分野からの提案やアジアネットワーク形成について紹介した。

 


 

 そして、「いま東北で」として東北各地の震災・復興と教育・ESDの取組みの報告があった。

 

「放射線副読本が示す学びのあり方」として福島大学共生システム理工学類の後藤忍氏は、原子力に関する学校教育のあり方や原子力関係者のつくった学校用副読本の内容や背景について語り、福島において公平な放射線副読本をつくる過程と、その意味を語った。

 

「つながりが織りなす震災復興」として南三陸町立伊里前小学校教諭の阿部正人氏は、まちや小学校が壊滅的な被害を受けた南三陸町で発災時からこどもと地域の大人がどのような取り組みをしたのかを述べた。

 

「地域復興と三陸ひとつなぎ自然学校」としてNPO法人ねおすの高木晴光氏は、北海道で自然学校を行っているNPO法人ねおすの震災支援・震災復興について述べ、東北をはじめとした自然学校のネットワークによる三陸ひとつなぎ自然学校による地域復興構想を語った。

 

 

 基調提案 「ESDコーディネータープロジェクトが目指すもの」では、持続可能な社会をつくるために諸課題を解決するためのESDコーディネーターについて提案された。
「環境省ESDコーディネーター育成検討報告」として都留文科大学教授の高田研氏は環境省のESDコーディネーターのあり方検討会に論議に基づきESDコーディネーター育成内容を述べた。

「ESDコーディネータープロジェクトの紹介」として同推進会議理事の壽賀一仁氏が前述の議論を受けて、同推進会議のESDコーディネータープロジェクトを説明し、持続可能な地域に向けたコーディネートの方向性を述べた。

 

 これらを受けて、パネルディスカッション「様々な分野のコーディネーターがESDの価値共有・スキルアップするためのネットワーク形成に向けて」では、コーディネーター同推進会議理事の森良氏により、既に行われている多様なコーディネーションの実例の発表から論議がすすめられた。

 JVCA日本ボランティアコーディネーター協会の小原宗一氏は日本でボランティアコーディネーションを推進してきた立場からコーディネーターのあり方を述べ、コーディネイターの仕事の質的評価の必要性、そのためにESDの価値の共有・必要性について語った。
 群馬県教育委員会生涯学習課の太田祥一氏は群馬県で広義の多文化共生のコーディネートをすすめてきた立場から住民協働のコーディネーターのあり方を述べ、「多文化共生の地域づくりにおけるコーディネイターの役割、効果」を語った。
 NPO法人日本ファシリテーション協会の鈴木まり子氏は地域でのファシリテーションをすすめてきた立場から市民・会社員のコーディネーションのあり方を述べ、市民のエンパワメントの必要性、そのためのコーディネイターのスキルアップを語った。

 

 その後、ワールドカフェで、私にとってのESDの価値とは、ESDの価値を共有するには、ESDを発展的に推進するには何をすべきかを論議した。

 最後の全体会では、1日目の振り返り2日目の分科会の紹介を行った。

 


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