分科会6
遊び「場」の意義を考える
―冒険あそび場の取り組み―
こども環境学会2012年仙台大会
22日、分科会6「被災地で見えた、遊び場づくりの意義 ~遊びがもたらす子どもの心身の回復及び成長~」が行われた。
事例報告として気仙沼の報告として日本冒険遊び場づくり協会副代表の天野秀昭氏(大正大学特命教授)が、他地域のNPO が場所を借りて全国のプレパークの支援で被災地にプレイパークをつくった事例、石巻の報告としてめ組ジャパンの田中雅子氏が地元で浸水した公園のがれきの撤去から始めてプレイパークをつくった事例、仙台市の報告として冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワークの根本暁生氏から仙台で被災した公園を運営していたNPOが巡回出張型フレイパークを続けている事例報告された。
そして、心のケアと子どもの自己回復力、災害前に培われる地域力、 被災から1年後の課題(外援支援から地域の運営、災害で表れた潜在的ニーズ等が論議された。
遊び場づくりによってこどもが自由に、自分のタイミングで遊べる環境が生まれ、落ち着いたり、遊びの中でいやされることがあるという。
また、こどもが遊ぶ姿を見て地域の大人が元気になり、大人が遊び場づくり加わって元気になる。
今後は、持続的に遊び場を維持発展させていくことが課題である。
注) この記事内容は、発表者・主催者の見解ではなく取材したSlowtimes.netの見解に基づいて書かれています。したがって、ご意見はSlowtimes.netまでご連絡ください。