20120228

             志木市民病院の小児科休止問題

 

 志木市民病院の小児科休止問題について医師会地域医療委員長のブログです。

本ブログの前記事や新聞報道等で志木市民病院の小児科休止問題が取り上げられ皆さんもいろいろ興味があるところかと思います。

私も医師会地域医療委員長としていろいろ係わっていたので、公開できる範囲で皆さんにも事態の経過をお知らせしておきたいと思います。

昨夜の第三回朝霞地区小児医療検討会で私どもの最終的な結論がでて、今朝の新聞報道になりました。公式な医師会としての表明ではありませんが、経緯についてみなさんにお知らせしておきたいと思います。

1、そもそもの段階については、部外秘も含まれており省略。
2、私どもは昨年10月に志木市民病院での小児科病床休止の知らせを聞いた。
  日大光が丘病院の問題も含め、この問題は地域の小児科医療のドミノ倒しを引き起こし、小児医療崩壊を引き起こすと認識した。
3、医師会では11月頭に志木市長、市幹部と会合を持ち、志木市民病院の小児科特化を求めた(現状での採算性を考えるとベストの方策と考えた)。
4、しかし志木市は在宅療養支援病院へと舵を切るとし私たちの提案を拒絶。
5、何とか小児救急医療を継続するために検討開始。妙案はなし。
6、事態を見かねた菅野病院が、不採算医療ではあるが小児科医療を継続を検討。
7、大雑把に計画を考えた段階で約1億円の赤字が予測された。従来志木市が小児医療につぎ込む当初予算が1億2千万円であり、さらに赤字補てんのために一般会計から数億の繰り入れ状態であることを考えると、1億円の赤字補てんだけですみ市民の貴重なお金の無駄遣いを防ぎ、小児医療の継続とともに、市民の方々のお役にたてると考えた。
8、医師会では12月末、1月末に検討委員会を開催。市、県からの補助金があれば菅野病院での小児科医療継続しようと提案。市、県も同意。
9、一方医師会の第二回委員会の後に、志木市民病院改革委員会がたちあがり、管野病院のプランよりも、もっと良い医療供給体 制ができる可能性が見えたため、事業展開は撤退する方向で検討開始。
  この改革委員会のプランは私どもが当初考えていた小児医療に特化した病院をさらに踏み込み、周産期医療センターにする計画であり、私たちのプランより優れていると考えられる。
10、しかし、1月26日の小児医療検討会におき、市・県への財政支援を求めてしまっていたため、2月14日の朝霞区市長調整会において、菅野病院の試算をお示しした。この試算で上記した1億円の赤字補てんの根拠を示した。事業計画をお示しするには人件費は当然示す必要があり、人員配置計画も示した。当該計画では志木市民病院のスタッフの一部が菅野病院に移動してくれることを希望はしていたが、「スタッフ全員の移動が前提条件」であるなどとは希望していなかった。誤った市長会の発表とマスコミ報道に大変迷惑をした。
11、現時点で、志木市民病院改革委員会の中間報告がもっとも市民のためになる政策であると考えられる。私どもの当初の目的である「小児救急医療の維持」は志木市民病院において私どもが行うよりも良い形で行われるだろうと大いに期待できる。私どもは小児科医療に対して熱意をまだ持っているが、多くの人により良い医療を提供するために、今回の事業からは撤退することを決定した。
12、私どもの小児科医療にかけようとした熱意に対して、支援を検討してくれた4市ならびに埼玉県に感謝をささげるとともに、今後の志木市民病院への継続支援を心から望むものである。

新聞報道ではあたかも
1、菅野病院が志木市民病院の医師を引き抜いたように読める。
   これは全くのウソで、志木市が医師との契約を打ち切り、新たな小児科医の採用を断ったという前段があります。
2、菅野病院の補助金要求額が多額であるように見える。
   従来志木市民病院の当初予算での小児科医療へつぎ込まれていたのが1億2千万円。
   これでは経営がうまくいかず赤字補てんのために毎年数億が一般会計から繰り入れ。
   平成22年度は基準外繰り入れが五億円以上に達している。
   菅野病院での事業継続のために要求したのはたかだか1億円であり、税金の投入額が従来の4~5分の1に減少する。
ということなのです。

さらに菅野病院が私どもが適正であると考えた理由に立地もあります。
練馬区の日大光が丘の問題についてはご存知と思いますが、菅野病院であれば、和光市の交通至便の場所に立地するため、練馬、板橋の患者も受け入れる事が可能です。従来志木市民病院小児科がカバーしていた、富士見、ふじみ野、三芳町にとっては不便になりますが、練馬、板橋にとっては利便性が高いという点もあります。その結果予測される事として、菅野病院小児科は志木市民病院で小児科運営するよりも少額の赤字で済むと考えられました。そのことにより行政に赤字補てんを求める額も将来は減少するであろうとの目論見。

今晩、志木市民病院改革委員会の中間答申がでます。明日開会の志木市議会で審議され、24日には本答申の予定。今月中にはいろいろな動きが開始される計画です。

志木市民病院改革委員会は外部からやってきて地域の実情を知らない・・という批判があるようですが、改革委員会には私からも情報提供しており、また中間報告案を見せて頂きましたが、地域の実情を良く考えた良くできた案で答申されると思います。改革委員会のメンバーは日本の医療制度について熟知した人々であり、私が改革委員長と直にお話しするなんて、草野球のライトの8番が長島監督と話しをしているようなものです。医療政策に関してはオールジャパンのチームと言える委員会であり、そのような委員会を招集した長沼志木市長に敬意を表する次第です(改革委員会を招集すれば、必ずや志木市長、志木市への批判が出てくるのは予測でき、実際に市長をこき下ろす発言が公開されています)。公開で委員会を開催し、批判されるこをあえて我慢した市長を評価いたします。

 

http://mori-square.at.webry.info/201202/article_1.html

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