「分かりません、でも」
市役所に
「放射能はどうなっているのでしょう。」
「分かりません、あと、申し訳ないですが震災で人が足りないんです」
保健所に
「こどもの放射能の影響は今どうなっているのでしょう」
「分かりません、他のことで何かあれば言ってください。」
労働基準監督局に
「市から仕事として瓦礫の撤去をたのまれたんですけど放射能は、防護服は、作業の安全性は」
「分かりません、労災はに気をつけて、労災は」と繰り返された。
仕方が無いことかもしれない。
でも、「分かりません」が答えだった。
今も答えは無い。
「分かりません」と言った職員も同じ放射線の恐怖の中でできることをした。
分かりますよね、職員は分からないんです「放射能」、環境の職員だって「分からない」です。
職員からたくさんこういう話を聞きました。
「国に問い合わせしてます。何回も、でも、答えは・・」
今も答えは無い。
「どうしたらいいの」と聞きたい住民、制度で縛られて問い合わせしても「答え」を得られない職員。
今も答えは無い。
みんな見捨てられた?
3月から東京政府で特別措置法が緊急に立案されてました。
私のところにも、政治家が「特別権限を与える法」と言っているのが聞こえてきました。
出て来たのは自治体や住民が動き様の無い法律でした。
いろいろなところで「分からないけど、でも」の職員や人に会った。
私は「分かりません」の一味にはなりたくない。
「分からないけど、でも」から始めたい。