「福島はいつものようにいいところでした、でも、」
福島はいつものようにいいところでした。
飯館村の紅葉と柿はきれいでした。
でも、柿をとって食べる事はでません。
相馬市の松川浦には津波の時に命がけで守った船がたくさんありました。
でも、海に出ても魚はとることができません。
こどもたちがのびのびと学び、遊べる校庭がありました。
でも、校庭どころか校舎の中にもこどもたちはいられません。
この3日、ふくしま会議や福島のいろいろなまちで、ことあるごとに
私は拳をきつく握りつづけました。
でも、その拳で誰かを殴るのではなく、
その拳を自分に向けざるを得ませんでした。
私たちの欲望と電気による少しの便利が奪ったものは想像できないほど大きい。
でも、南相馬の若者と震災でやって来た若者、そして、大人も恨み事を言わず、こどもたちのあしたを懸命に模索しています。
ふくしまのみなさん
ありがとう