201111112

(参考)

 

「我ら原発難民」 みうらひろこ

 

「ふくしま会議2011に寄せて」  内閣総理大臣  野田 佳彦

 

「神隠しされた街」   若松丈太郎

 

「できっこないを やらなくちゃ 」(サンボマスター 作詞:山口隆)

 

「風は吹いている」 (AKB48)

 

「我ら原発難民」

 

原発難民と呼ばれて八ヶ月

山と川と海の美しい町から
穏やかな日常があった住み家から
ある日突然放逐されてしまった
福島県相双地方の人達よ

故郷は今も降り注いでいる
放射性セシウムの雨、雨
色も臭いもなく見えない恐怖の雨

聴いた事もないセシウム・マイクロシーベルト
ヨウ素・除染・風評被害
大人も幼児もそんな用語の中に埋めつくされ
そちことの避難場所を
浮き草みたいに漂って八ヶ月

国や東京電力に
安心・安全と言い含められ
原子力発電所の土地を提供し
何百キロも離れた都会へ
電気を送電するだけの
私達には使うことのなかった電力

原発銀座・電源地帯とよばれて四十余年


私達、何も悪いことしていないのに
故郷を奪われ
私達を助けてくれるはずの大臣が
何人も入れ替わり、マスコミに叩かれ
全国各地に避難してゆく人で人口流出は止まらない
汚いみたいに避けられ眉ひそめられ
私達何も悪いことしていないのにこの悲しみ

あたり前だった平凡な日常が
どんなに幸せなことだったのか
初めて気づかされて流した涙
帰りたい帰れない

フクシマでない福島の
我ら原発難民
いつまで続く流浪の民

 

みうらひろこ

 

 

「ふくしま会議2011に寄せて」


福島の再生なくして、日本の信頼回復はあり ません。福島の多くの声を集め、皆で福島の現状を分かち合い、福島の未来を話し合う、そしてその福島の声を県内外、世界に届けることは福島の復興にとって 大切な事です。その場としての「ふくしま会議2011」の開催を心から応援します。
また、同会議の開催に至るまでの関係者の方々の御苦労に心から敬意を表したいと思います。
生まれ育ったふるさとに、原発事故のために 戻ることができない状況に遭遇している方々の心情を想像すると、胸が締め付けられるような想いです。困難な状況に直面している人々を救うことができなけれ ば、政治家として、総理大臣として、務めを果たしたことになりません。
とりわけ原発事故の早期収束は、私の政権が抱える最優先課題です。放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態、いわゆる「冷温停止状態」をできるだけ早く達成できるようにしていきます。
また、拡散した放射能を取り除く除染も進めなければなりません。我が国の除染活動については、IAEA(国際原子力機関)から基本的方向性について評価していただいたところですが、引き続き政府を挙げて取り組む体制を整備し、適切な実態把握と大規模な除染を国の責任として進め、周辺住民の方々と国民全体の抱く不安を少しでも早く解消できるように努めていきます。
先日、福島の幼稚園を訪問した際、園児の方から、「早くお外で遊べるようにして下さい」とお願いされました。これは心に響く言葉でした。育ち盛りの子どもたちが、外で遊びたいというのは自然な感情です。
これまでの日常の暮らしを取り戻したいという福島の方々の当たり前の願いが実現されるよう、政府として、全力で取り組んでいきます。これからホノルルで行われるAPEC首脳会談に参加してまいります。福島の声をしっかりと世界に届けたいと思います。
世界から福島を忘れさせてはいけません。被災した多くの福島の人々の声を世界に伝える、福島の経験を世界と分かち合うことが福島の復興、更には日本の再生にとっても重要です。それが世界に対する日本の責任でもあります。


平成23年11月11日 内閣総理大臣  野田 佳彦

 

 

神隠しされた街   若松丈太郎

 

四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた
サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない
人びとの暮らしがひとつの都市からそっくり消えたのだ
ラジオで避難警報があって
「三日分の食料を準備してください」
多くの人は三日たてば帰れると思って
ちいさな手提げ袋をもって
なかには仔猫だけを抱いた老婆も
入院加療中の病人も
千百台のバスに乗って
四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた
鬼ごっこする子どもたちの歓声が
隣人との垣根ごしのあいさつが
郵便配達夫の自転車のベル音が
ボルシチを煮るにおいが
家々の窓の夜のあかりが
人びとの暮らしが
地図のうえからプリピャチ市が消えた
チェルノブイリ事故発生四十時間後のことである
千百台のバスに乗って
プリピャチ市民が二時間のあいだにちりぢりに
近隣三村あわせて四万九千人が消えた
四万九千人といえば
私の住む原町市の人口にひとしい
さらに
原子力発電所中心半径三〇㎞ゾーンは危険地帯とされ
十一日目の五月六日から三日のあいだに九万二千人が
あわせて約十五万人
人びとは一〇〇㎞や一五〇㎞先の農村にちりぢりに消えた
半径三〇㎞ゾーンといえば
東京電力福島原子力発電所を中心に据えると
双葉町 大熊町
富岡町 楢葉町
浪江町 広野町
川内村 都路村 葛尾村
小高町 いわき市北部
そして私の住む原町市がふくまれる
こちらもあわせて約十五万人
私たちが消えるべき先はどこか
私たちはどこに姿を消せばいいのか
事故六年のちに避難命令が出た村さえもある
事故八年のちの旧プリピャチ市に
私たちは入った
亀裂がはいったペーヴメントの
亀裂をひろげて雑草がたけだけしい
ツバメが飛んでいる
ハトが胸をふくらませている
チョウが草花に羽をやすめている
ハエがおちつきなく動いている
蚊柱が回転している
街路樹の葉が風に身をゆだねている
それなのに
人声のしない都市
人の歩いていない都市
四万五千の人びとがかくれんぼしている都市
鬼の私は捜しまわる
幼稚園のホールに投げ捨てられた玩具
台所のこんろにかけられたシチュー鍋
オフィスの机上のひろげたままの書類
ついさっきまで人がいた気配はどこにもあるのに
日がもう暮れる
鬼の私はとほうに暮れる
友だちがみんな神隠しにあってしまって
私は広場にひとり立ちつくす
デパートもホテルも
文化会館も学校も
集合住宅も
崩れはじめている
すべてはほろびへと向かう
人びとのいのちと
人びとがつくった都市と
ほろびをきそいあう
ストロンチウム九〇 半減期   二七.七年
セシウム一三七   半減期      三〇年
プルトニウム二三九 半減期 二四四〇〇年
セシウムの放射線量が八分の一に減るまでに九十年
致死量八倍のセシウムは九十年後も生きものを殺しつづける
人は百年後のことに自分の手を下せないということであれば
人がプルトニウムを扱うのは不遜というべきか
捨てられた幼稚園の広場を歩く
雑草に踏み入れる
雑草に付着していた核種が舞いあがったにちがいない
肺は核種のまじった空気をとりこんだにちがいない
神隠しの街は地上にいっそうふえるにちがいない
私たちの神隠しはきょうかもしれない
うしろで子どもの声がした気がする
ふりむいてもだれもいない
なにかが背筋をぞくっと襲う
広場にひとり立ちつくす


   連詩「かなしみの土地」より

 

 
「できっこないを やらなくちゃ」サンボマスター

 

できっこないを やらなくちゃ/ サンボマスター - YouTube



どんなに打ちのめされたって 悲しみに心をまかせちゃだめだよ
君は今逃げたいっていうけど それが本音なのかい?
僕にはそうは思えないよ

何も実らなかったなんて悲しい言葉だよ
心を少しでも不安にさせちゃだめさ 灯りをともそう

あきらめないでどんな時も 君なら出来るんだどんな事も
今世界にひとつだけの強い力をみたよ
君ならできない事だって 出来るんだ本当さウソじゃないよ
今世界にひとつだけの強い光をみたよ
アイワナビーア君の全て!

やはり自分じゃだめかなんて無駄な言葉だよ
心を少しでも不安にさせちゃだめさ 灯りをともそう

あきらめないでどんな時も 君なら出来るんだどんな事も
今世界にひとつだけの強い力をみたよ
君なら出来ないことだって出来るんだホントさ嘘じゃないよ
今世界にひとつだけの強い光をみたよ
アイワナビーア君の全て!

作詞:山口隆

 

 

「風は吹いている」 (AKB48)

 

この変わり果てた
大地の空白に
言葉を失って
立ち尽くしていた
何から先に
手をつければいい?
絶望の中に
光を探す
どこかに
神がいるなら
もう一度
新しい世界を
この地に拓かせてくれ
それでも未来へ
風は吹いている
頬に感じる
いのち生命の息吹
それでも私は
強く生きて行く
さあ たったひとつ
レンガを積むことから始めようか?
記憶の傷口は
瘡蓋(かさぶた)になって
痛みの中に
やさしさを生むんだ
誰から先に
抱きしめればいい?
ぬくもりの中で
夢を語ろう
溢れた
涙の分だけ
何かを
背負わせて欲しいよ
傍観者にはならない
それでも未来へ
愛は続いてる
人と人とが
求め合っている
それでも私は
一歩 歩き出す
そこに忘れられた
希望を拾って
始めようか?
それでも未来へ
風は吹いている
瞳 閉じれば
感じるはずさ
確かに未来へ
風は吹いている
すべて失って
途方に暮れても
確かに私は
ここに存在する
前を塞いでる
瓦礫をどかして
今を生きる
もしも風が
止んでしまっても
風が消えた
世界はないんだ
どんな時も
呼吸をしてるように
今日という日が
そう つらい一日でも…
できることを
始めようか?

 

作詞︰秋元康

 

 

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