iSPP全体会合
プロジェクト
ワークショップ
7月9日、東京のTKP 東京駅八重洲カンファレンスセンターでiSPP全体会合が行われた。
iSPP情報支援プロボノ・プラットフォームとは、弁護士など各分野の専門家が、自分の持つスキルや経験を活かして社会貢献するプロボノの方法でICT情報通信技術の専門家としての個人・組織・企業が震災・復興に対して専門支援することを目的とした組織である。
第6回 iSPP 全体会合、 7 月 9 日(土) 15:30 − 17:30 に開催します « iSPP 情報支援プロボノ・プラットフォーム
Ustream.tv: iSPP全体会議 20110709 その1, Recorded on 11/07/09. 会議
まず、 iSPPの構想について、プロボノ登録制度、プロジェクト登録制度、多対多の最適化プラットフォーム構想について紹介された。また、ミッションに加えて策定中の行動規範が紹介された。
次に、運営を支援するツールとしてプロジェクトマネジメント(PM)の管理ツール(日本CAからの提供)についての説明がなされた。
これは、情報の支援を行っている団体、支援を連携して行くためのプラットフォームをつくりつつあるが、それを進めるためにプロジェクトマネジメントによって見える化を図り、そのためのオープンな先端のプロジェクトマネジメントツールを導入するという。
震災ではニーズがかわっていくので、それに対応するツールして使えるし、リテラシーのトレーニングやウェブやヘルプディスクを提供していくという。
そして、情報行動調査の調査コンセプトと調査票が確定してヒアリング調査とインターネット調査を進めの説明があった。この調査を始めているが、今後は災害復旧や政策に反映し最終的にはICT全体に反映する。
気仙沼での面接では、津波でインターネットは使えなかった。仮設住宅入居の開始で落ち着いたが、話までに時間がかかった。
現地のカウンターパートが根ざしたボランティアが行っているので本音が聞けている。
震災調査としては場所、時系列別の調査は初めてなので、今までいわれていることとの違いが多いことが分かった。
その後、プレゼン及びワークショップテーマの発表が行われた。
事務局より「被災地でのほしい物リスト(Wish Lists)活用のためのマニュアル化について」、「 NPO 等の活動支援パッケージについて」、「図書館支援活動を円滑に進めるためのプロジェクトマネジメントとは」、BHNテレコム支援協会より「海外 NGO 等との国際会議開催について」、長岡素彦より「ICTを使った仕事づくり」「防災教育・UN ESD ICTによる学習支援(仮称)伝える・学ぶESDプロジェクト」、「市民メディアとの連携」の提案が行われた。
ワークショップテーマを「海外NGO等との国際会議開催について」、「アマゾンのほしいものリストのマニュアル化」、「NPO等の活動支援パッケージについて」として検討が行われた。
「海外NGO等との国際会議開催について」では、国連からめて現地NPOにお金が落ちるような仕組みで資金、手段、目的を考え、iSPPかかわり、発信を担うこと、「アマゾンのほしいものリストのマニュアル化」ではマーケットプレイスで地元企業、アマゾン以外でも行うこと、「NPO 等の活動支援パッケージについて」ではNPOが必要としているものボランティア募集、資金(支援団体への資金)を主に行う。東京での活動・営業を行う必要性があるなどが論議された。