地域・テーマ公益ポータル推進プロジェクト
第4回 関東ブロック会議
「こんな時だからこそ『あてにされる団体』になるために
情報発信支援から中間支援組織の役割を考える」
5月13日、地域・テーマ公益ポータル推進プロジェクト・第4回 関東ブロック会議「こんな時だからこそ『あてにされる団体』になるために 情報発信支援から中間支援組織の役割を考える」 が東京都八王子労政会館で開催された。
この会議は日本財団が運営している公益コミュニティサイトを使っている全国の中間支援組織が公益的な活動や担い手を紹介するポータルサイトを、メンバーが地域・テーマごとに相互の状況の共有や今後のあり方についての検討するものである。
地域・テーマ公益ポータル推進プロジェクト
http://blog.canpan.info/portal/
会議は、毎回持ち回りで、今回はNPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ、とちぎコミュニティファンド運営委員会、NPO八王子市民活動協議会が企画運営で行われた。
まず、八王子市民活動協議会の石井会長の主催者挨拶の後に、八王子市の松日楽義隆氏が同市おける市民協働について述べた。
次に、「日本財団公益コミュニティサイトCANPANめざすところと全国の状況」として日本財団システム統括グループの山田泰久氏が、日本財団の公益ポータルサイト仕組みと、それが、寄付や公共の資源循環にどう活用されているかについて述べ、せんだい・みやぎNPOセンターが行っている実例を語った。
また、今回の震災に対しても公益ポータルが寄付や支援団体の存在証明に役だったことを述べCANPANも含めてブログやTwitterの果たした役割について語った。
事例報告「物品提供で団体活動支援」として八王子市民活動協議会の堀井弘喜氏が、公益ポータルを使ったゆめおりファンドと同協議会の活動について語った。
八王子市は人材も含めた社会資源が豊であり、市民活動団体も多く、こらの支援のために経営資源マッチングシステムのゆめおりファンドを設立して市民・行政・企業の協働で行っている。
「子どもの育ちを社会で支える仕組み」として神奈川子ども未来ファンドの 米田佐知子氏が神奈川子ども 未来ファンドの事業と特徴を語った。
同ファンドは寄付、NPOの助成だけでなく、こどもや子育て情報の提供をするNPOデータペース「子どもの居場所情報箱」を運営しているが、これは市民が必要な情報を得られるばかりでなく、NPOが地域や社会、企業などが信用を得られることで、支援・寄付などが得られる仕組みとなっている。
「埼玉地域ファンド研究会について」としてハンズオン!埼玉の若尾明子氏は、コミュニティのコミュニケーションを変える活動として、父親の育児参画の「お父さんのヤキイモタイム」、企業のCSR促進「みかんプロジェクト」、作業所の商品向上と当事者の社会参画の「クッキープロジェクト」など行っている。
埼玉地域ファンド研究会は市民・企業人・行政職員・社協職員など幅広い参加者がお金や社会資源などの小テーマに語り会う事で理解し、顔のみえる関係づくりをしている。そして、その関係が一種のソーシャルキャピタルとて多様な場面で行かされている。
「新しい公共支援事業と公益ポータルサイトとの関連性」として茨城NPOセンター・コモンズの横田能洋氏は、政府の新しい公共支援事業の内容と問題点を指摘して、地域で新しい公共支援事業におけるオープンな協働り円卓会議の必要性と公益ポータルサイトの役割について語った。
グループディスカッションではテーマに分かれて討議し発表したが、ポータルサイトの重要性や効果とともに、人とのコミュケーションやつながりも重要であるという意見や発信していくNPO・市民をどうするかなどの提案がなされた。
最後に「被災地支援の活動報告」としてとちぎボランティアネットワーク矢野正広氏が報告とこれから行う「栃木からボランティア2万人!」キャンペーンについて述べた。
「栃木からボランティア2万人!」キャンペーン
http://www.311alltochigi.com/
つなプロ「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」として、同東京事務局の星野美佳氏が避難所調査の現状・分析と今後の展開について述べた。
「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」
http://blog.canpan.info/tsunapro/category_1/