パブリック・アクセスによる全国テレビ放送
「いま私たち市民にできること」4月5日(火)スタート
「いま私たち市民にできること」運営委員会 2011年3月31日
これまでに経験したことのない甚大な被害をもたらした東日本大震災。国内外のさまざまな市民団体・NPO・NGOが、各地で被災者への支援活動を展開し、多くのボランティアが被災地に駆けつけ、さまざまな人が自分にできることは何だろう、と考えています。
このような「いま」を市民の力で全国に伝えたい。そして、この先、テレビや新聞のニュースが減ったとしても、継続的に被災地や支援活動を伝えていきたい。このように考えた有志が、市民によるテレビ放送を企画し、全国無料で視聴できるBS11デジタル(日本BS放送株式会社)での放送が決まりました。このような活動は、世界各地で行われているメディアへのパブリック・アクセスに通じるものであり、市民が制作する番組の全国放送は国内初の試みです。
初回、4月5日(火)に45分間の拡大版を放送。以降、4月12日から毎週火曜日、3分間のレギュラー枠で11月まで放送や報道のプロではない市民が、市民の視点で情報を集め、発信します。支援活動団体が自らの活動を伝えます。
被災した人々と同じ市民として、悩み、考え、動き、そして、多くの団体や個人とつながりながらつくり続けていきます。 ぜひ4月5日の放送をご覧ください。また多くの方にご覧いただけるよう広報にご協力ください。 放送への参加、企画運営への参画をご希望の団体・個人の方はご連絡ください。
パブリック・アクセスとは放送という公共サービスを公共の主体である市民が利用すること。公共サービスへのアクセス権のひとつ。米国では市民が要求すれば、パブリック・アクセス・チャンネルを設けることが制度化されており、公的基金により運営されている。少数者やマイノリティの言論を確保する場ともなっている。
主旨
・「取材される」のではなく、被災者・被災者支援に取り組む人々が「自ら伝える」放送です。
・一方的に流される放送ではなく、市民ならではの参加型、双方向の放送を試みます。
・被災地や支援活動と長期的に関わっていくことを目指します。
・放送をつくる過程においては、市民どうしの助け合いや相互交流を大切にします。
・情報保障としての文字通訳や多言語(手話含む)による放送を目指します。
・市民による市民のための新しい放送が、震災に発する困難を生き抜く力となることを目指します。
放送概要
日時:4月5日(火)22:00ー22:55
チャンネル:BS11(番組名「INsideOUT」の枠内での放送)
内容(予定):
「いま私たち市民にできること」をテーマに、活動紹介、インタビュー、被災地報告、トークなど(高校生にできること/被災地にいるろう者、女性たち/スカイプで被災地からの報告/スマトラ沖大地震の救援活動に取り組むスリランカ人ジャーナリストを交えてトークなど)
企画運営「いま私たち市民にできること」運営委員会 http://dekiru.or.jp/(開設準備中)
参加団体・賛同者(五十音順):オックスファム・ジャパン、埼玉NPOハウス、シャンティ国際ボランティア会、地球対話ラボ、デフ・ニュース・ネットワーク、被災地NGO恊働センター、プラン・ジャパン、フリー・ザ・チルドレン・ジャパン、みんつな、ART LAB OVA他、全32の団体、個人
連絡先 渡辺裕一(地球対話ラボ事務局長)
Tel:090−2476−4656 FAX:03−6429−9955
E-mail:nabe22@y.email.ne.jp
〒143-0023 東京都大田区山王3−12−5 地球対話ラボ内