20100729

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 スローレポート 『S−Report』 (7/29号)

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◆◆◆    協働契約は可能か?    ◆◆◆

 

 7月24日、新しい協働を考えるシンポジウム「協働契約は可能か?」(主催:新しい協働を考える会、地球環境パートナーシッププラザ) が東京都渋谷の地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)で行われた。

 

協働契約のあり方を考える研究会は、横浜市の総合的な政策形成能力の向上を「市民との協働」によって実現することを目的に設置された「政策の創造と協働のための横浜会議(通称:横浜会議)」の平成20年度の協働研究チームとして「行政と市民活動団体との協働にふさわしい契約について検討」を行い、その後も「協働」をめぐる法的課題や契約を整理し、モデル「協働契約」の素案を作成している。 
 
 まず、"「協働」をめぐる法的課題とモデル「協働契約」の検証"として大阪大学の大久保規子教授が講演を行った。
 大久保教授は、協働は広がったがそのあり方にはいろいろと問題があることを指摘し、協働の捉え方(協働概念)に多様な主体の対等な「協働」(多元的協働概念)と行政のアウトソーシングとしての「協働」(分担的協働概念)のふたつが一緒になってることが大きな原因である、と述べた。 
 
 現在「協働事業」を行う場合、契約は現行の行政法及び行政法体系の原則が適用され、「協働」にはそぐわないこともあると語り、行政契約の法的枠組みと問題点を述べた。そして、その対策として「協働事業」概念の明確化と現行法規での対応や必要な立法措置について述べ、これらを多元的にすすめていくことが必要と語った。
 
 次の討議では、参加者の事例ゃ協働契約のあり方を考える研究会で実施を目指して検討している横浜市とNPOの協働事業「地域子育て支援事業」に関する協働契約案などが検討された。  
 
  政策の創造と協働のための横浜会議
  http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/seisaku/yokohamakaigi/home/

 
◆◆◆             ご案内              ◆◆◆

第28回開発教育全国研究集会

日程:2010年8月7日(土)、8日(日)

8月7日(土) 実践フォーラム 10:00~20:00(9:30受付開始/18:30~20:00懇親会・自由参加)
8月8日(日) 研究フォーラム 10:00~16:50(9:30受付開始)

会場:JICA地球ひろば

所在地:東京都渋谷区広尾4-2-24 
<交通>
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
※駐車場はありませんので車でのご来場はご遠慮ください。

参加費

2日参加 一般8,000円 会員・学生6,000円
1日参加 一般4,000円 会員・学生3,000円

発表

・実践・研究報告

ESD 参加型開発とコミュニティーワーク、まち育て
実践者:長岡素彦(持続可能な開発のための教育の10年さいたま/コミュニティワーカーズネットまきコミュニケーションソーシャルプロデュースネット)


・自主ラウンドテーブル

ハンドブック「ESD・未来をつくる授業・実践」
実践者:長岡素彦&松田剛史(ESD学校教育研究会)



プログラム


8月7日(土) 実践フォーラム
9:30~    受付開始

10:00~11:50    ワークショップ体験(6プログラム)
A 開発教育入門講座
B ワークショップ版・世界がもし100人の村だったら
C 新・貿易ゲーム-「国づくり」編
D コンビニから考える私たちの暮らし
E 援助する前に考えよう
F 地球の食卓

11:50~13:00    昼食・休憩/教材の展示販売
※昼食はお持ちいただくか、建物内のカフェテリア、周辺の飲食店をご利用ください。

13:10~14:40    全体会「学びの場におけるファシリテーター」
ゲスト:中野民夫(ワークショップ企画プロデューサー)、丸山まり子(小学校教員)
司会:上條直美(立教大学)

15:10~18:00    自主ラウンドテーブル(全14コマ/80分×2ラウンド)

16:40~18:00 504

ハンドブック「ESD・未来をつくる授業・実践」

実践者:長岡素彦&松田剛史(ESD学校教育研究会)

教員と市民のESD学校教育研究会では、全国で学校での授業実践の「公開研究会・授業デザインフェスタ」を行うことで授業や学校づくりの生かしており、その成果を年報「ESD授業デザイン」にまとめ「ESDカリキュラム・学習計画検討会」を行い、全体計画や学校での進め方の検討を行っています。今年度は、ESD授業デザインハンドブック「ESD・未来をつくる授業・実践」(仮称)としてこれらの実績を踏まえて、児童・生徒の未来のために多くの教師達が行っている授業・実践を「ESD・未来をつくる授業・実践」として紹介し、児童・生徒の未来と社会・世界の未来をつくるための授業・実践を支援するものを作成します。今回、全研において参加者とともに開発教育・参加型開発の実践を聞きながらESD授業デザイン ハンドブック「ESD・未来をつくる授業・実践」の検討を行いたいと思います。

18:30~20:00    交流会(参加費別途2,000円)


8月8日(日) 研究フォーラム
9:30~    受付開始

10:00~11:40    実践・研究報告(全9コマ/45分×2ラウンド)

10:00 ~ 10:45  401
ESD 参加型開発とコミュニティーワーク、まち育て

実践者:長岡素彦(持続可能な開発のための教育の10年さいたま/コミュニティワーカーズネットまきコミュニケーションソーシャルプロデュースネット)

開発教育・開発の参加型開発・コミュニティオーガナイザーと福祉教育・福祉のコミュニティワーク・コミュニティワーカー、まち育て〔まちづくり・学習〕の実践と多くの共通点があるが、相互の関連づけや実践交流が少ない。従来からESDとしてこれらをつなぐ活動を行い、昨年は日本福祉教育・ボランティア学習学会の会員との事例検討により、開発教育・参加型開発と福祉教育・ボランティア学習・コミュニティワークについての研究・実践報告をまとめた。また、まち育て〔まちづくり・学習〕の実践をESDとして参加型開発につなげる実践・検討ををまちづくり現場での交流や(財)住宅総合研究財団の「住まい・まち学習」実践報告・論文集での発表・検討などで行ってきた。今回、全研において参加者とともに開発教育・参加型開発の実践者と福祉教育・ボランティア学習・コミュニティワーク、まち育ての検討を行い、相互に実りあるものとしたい。


11:50~13:00    昼食・休憩/教材の展示販売

※昼食はお持ちいただくか、建物内のカフェテリア、周辺の飲食店をご利用ください。

14:20~14:10    基調講演「オルタナティブな経済と開発教育」

講演:西川潤(早稲田大学) 司会:湯本浩之(立教大学)

14:20~16:50    課題別分科会(4コマ)

第1分科会 フェアトレードとオルタナティブな社会
第2分科会 先住民族・アイヌをめぐる課題と開発教育
第3分科会 多文化社会における開発教育とは-「ひとの移動」の視点から考える
第4分科会 激動することばと開発教育

主催

特定非営利活動法人 開発教育協会/DEAR

協賛

(独)国際協力機構

後援

外務省、文部科学省、(財)自治体国際化協会、(特活)国際協力NGOセンター
※一部申請中のものを含む




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