20100508

「平和運動:韓国の場合とその示唆」李大勲氏(Daehoon Lee)
「平和運動:韓国の場合とその示唆」李大勲氏(Daehoon Lee)

 

 

「アクティブな平和教育をつくる―ワークショップ」

 

 

 5月8日、9日、「アクティブな平和教育をつくる―ワークショップ」(主 催:(ハーグアピール平和教育地球キャンペーンGCPEJ)が東京のオリンピック記念青少年総合センターで行われた。

 

 8日は「平和運動:韓国の場合とその示唆」として 韓国の聖公会大学、立命館大学の教員の李大勲氏(Daehoon Lee)から韓国の歴史と現状からアジアの平和運動についての講演があった。

 李氏は大韓民国(韓国)の軍事独裁政権はアメリカの安全保障戦略に組み込まれた軍事行動を実施し、そのことに市民社会は異を唱え、行動してきた歴史を語った。その後、金大中政権発足に伴い、あたらしい平和運動の時代が始まり市民と政党、政府によるコリア和解共同協議会(Korean Council for Reconciliation and Cooperation  KCRC)などが生まれ、アメリカの安全保障戦略に対して韓国国民の「わたしたちの安全保障」からの批判が生まれ平和運動は広がっていったが、しかし、2008年の保守政権によりこのよう市民の動きは大きく制限されるようになったという。

 

 次に、「平和教育の場をつくるコミュニティ・ファシリテーションの視点―平和は個人の問題か社会の問題か, そのつながりを見いだす」としてコミュニティファシリテーション研究所の代表の廣水乃生(ひろみず・のりお)氏がワークショップを行った。

 

「ネパールにおける実践的平和教育のトレーナーズ・トレーニングの展望」鎌田陽司氏
「ネパールにおける実践的平和教育のトレーナーズ・トレーニングの展望」鎌田陽司氏

 

 9日は「ネパールにおける実践的平和教育のトレーナーズ・トレーニングの展望」としてNPO法人懐かしい未来の代表の鎌田陽司氏(懐かしい未来ネットワーク)が、内戦は集結したが、政府とマオイストが対峙して混乱した状況で国民や若者は無力感に苛まれているというネパールの現状を述べた。鎌田氏は現地のNGOチルドレンネパールと行っている実践的平和教育のトレーナーズ・トレーニングによって若者たちが日常的な暴力によらない解決を身につけ、未来を見いだす姿を語った。

SABONAマットを使って 室井美稚子氏(中央)
SABONAマットを使って 室井美稚子氏(中央)

 

 その後、「コンフリクト(紛争・もめ事)を解決する能力を求めてーSABONAマットを使ってー」として清泉女学院大学教員の室井美稚子氏(トランセンド研究会)がトランセンドの基本的な考えを述べ、SABONAマットをつかうコンフリクト解決のためのサボナ・プロジェクト (SABONA project)について述べた。

   “サボナ” はズールーの語で “私はあなたの存在を受け入れます” の意味で 簡単なマットを使い、 その上 の「ポジティヴな未来」 「ネガティヴな過去」 「ポジティヴな過去」 「ネガティヴな未来」 回りながら考えていくもので、今回は実際にSABONAマットを使って参加者が行った。

 

 最後に、「まとめ―プログラム評価指標について」として参加者が2日間を振り返り、平和教育のあり方や評価などについて論議した。

 

 このフォーラムでは日本とは違う環境にある韓国やネパールの問題が語られたが、韓国と同じく基地の問題をどう考えるのか、ネパールと同じく若者が絶望している状況をどうするのかなど共通の課題もみえた。また、身近な問題を解決するコミュニティ・ファシリテーションやSABONAマットを使った実践などの平和教育での有効性や必要性などもわかってきた。

 

 李氏は、平和教育は、自分は何ができ、何かをかえることができるという意識をつくることであり、それが「平和や戦争、暴力に関する批判的な教育として統合的にすすめられるもの」であると述べている。

 

 現在やこの場所と遠い「平和教育」ではなく、アクティブな平和教育とはこのようなものではないか。

 

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