3/12号 地域福祉の原点とコミュニティワーカーの出番

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 スローレポート 『S-Report』 (3/12号) 
 
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 2月19日、埼玉県川越市の東京国際大学でコミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」の2月の学習会が開かれた。

◆◆◆……  地域福祉の原点とコミュニティワーカーの出番 ……◆◆◆

 コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」は、コミュニティワーカーや社協職員が下記の趣旨で組織と関係なく自主的につくっているネットワークである。「コミュニティワーカーが1人もしくは少人数で悩みを抱え込むという状況が少なくありません。このコミュニティワーカーネットでそれらの課題を共有し、そこから学びあい、地域の実践に活かすことが、埼玉の地域福祉を進める大きな力になるものと考えています」(同サイトより)

 今回は東京ボランティア・市民活動センター副所長の安藤雄太氏より「社協の原点とこれから」の講演があった。

 日本の社会福祉・社会事業の始まりを渋沢栄一から説き起こし、その後のセツルメント活動などの流れを社会福祉の原点として語った。これらが第二次大戦後の社会福祉協議会(社協)の活動に受け継がれ,住民主体の地域福祉・社会福祉を築いた歴史を述べた。

 その中で、制度化されない社会の問題を解決する主体としての社会福祉協議会やコミュニティワーカーや社協職員の重要性を語った。

 質疑の中で、安藤氏は「相談に来た人に予算が無いからできない、制度が無いからできないというのか、そうではなく、無い中で考える、制度がなければつくる、予算がなければカネを集める、つくる、そういうことだ」と述べた。

 これまでもこの学習会ではコミュニティワーカーの実践報告が行なわれ、また、日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科の原田正樹准教授により「今の仕事に疑問を感じたら、今の仕事をもう一歩ブラッシュアップする」という地域福祉や社会福祉協議会のあり方などの講演や厚生労働省社会・援護局総務課 社会福祉専門官の諏訪徹氏により「社会福祉協議会のこれまでとこれから」として厚生労働省からみた社会福祉協議会の課題についての講演が行なわれた。

 この中で原田准教授は「社会福祉協議会は、今、その存在意義を問われている。地域福祉の専門性をもって行政や福祉事業団や営利企業ができないことをすべき」と述べた。
 
 今後も、政府や行政の福祉にかけるカネは少なくなっていく、また、「官から民へ」の掛け声とともに民間委託も増えている。

 ここで、本来は「民間」である住民主体の社会福祉協議会の出番なのだが、行政の補完体・下請けとなった現在の社会福祉協議会が本当に地域福祉の担い手でありうるのかについて、住民から疑問を抱かれているところもある。

 しかし、この学習会で各氏が述べたように、社会福祉協議会やコミュニティワーカーや社協職員が「地域」の福祉の専門家として、制度の内外を問わず活動し、地域の住民主体の地域福祉の担い手であり続けるなら、出番はこれからである。
 
 いろいろあるが、この学習会のように、全国に個人的なメリットはないのに地域福祉のために業務以外にも時間を割いて地域福祉をすすめているコミュニティワーカーや社協職員がいるという事実がある。
 もちろん、これはコミュニティワーカーや社協職員に限らず、ボランティアやボランティアコーディネーターや福祉・介護の仕事についている多くの「福祉の人たち」やNPOも同じである。

(参考)
コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」
http://blog.canpan.info/vcsc/


◆◆◆……             ご案内              ……◆◆◆

コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」3月学習会

地域福祉を推進するための貴重な財源「共同募金」について、中央共同募金会、埼玉県共同募金会の中核の人材をお招きして、学び考えみませんか?
 
■日 時 3月19日(木) 19時~20時半位 

■場 所 東京国際大学第二キャンパス 福祉実習棟
埼玉県川越市的場 2509
 大学へのアクセス:http://www.tiu.ac.jp/about_tiu/about/access.php
 キャンパス内の地図:http://www.tiu.ac.jp/about_tiu/about/campus02.php

■主 催:コミュニティワーカーネット「まきコミュニケーション」
http://blog.canpan.info/vcsc/

■内容 
テーマ「今求められる共同募金の役割
  ~共同募金改革の課題と期待~(仮)」
  ○中央共同募金会 企画部長 阿部陽一郎氏
    現在進められている共同募金改革の内容と社会的動向
  ○埼玉県共同募金会  高橋 憲治氏   
    現在の埼玉県共募と共募改革の動向をふまえた動き    

   質疑応答 
   



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        さいたまCSRフォーラム2009
      …………………………………………… 
        企業 と NPOの 新しい協働
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 大不況の最中、派遣切りに環境問題、毎日暗くなる事件ばかり。
 これまでの利益重視の経済システムから、
 人と人の結びつきを基軸にすえた社会へのパラダイムシフトが
 ますます注目されるCSR新時代。
 地域をよくしたいという企業とNPOがいっしょになって、
 “みらいのかいしゃ”について考えたいと思います。

 ■第1部 講演■
  “ない”ことから生まれるもう1つの経済
   ──共感と分かち合いのCSR新時代へ

    講 師 黒川 妙子さん(国際識字文化センター事務局長、
        インド文化研究家、元ユネスコ本部 事業コーディネーター)

    聴き手 吉田 理映子さん(広報プランナー、ハンズオン埼玉副代表)

   日本社会貢献支援財団の社会貢献賞を受賞したインドのシャクティ
   センターや国連の専門機関ユネスコで、子どもの教育・文化活動に
   携わってきた経験等をもとに、国際的視野からCSRについてお話い
   ただきます。   

 ■第2部■
   リレートーク 集まる!から始まる地域コミュニケーション
    話題提供者 さいたま市内の企業関係者、NPO活動者

◎日 時:2009年3月19日(木)18:30~21:00 
◎場 所:浦和コミュニティセンター 第15集会室
     (JR浦和駅東口駅前 コムナーレ9F)
     http://www.shisetsu.city.saitama.jp/Public/PC/shisetsu2/319.html
◎対象者:CSRや社会貢献活動にご関心のある企業関係者・NPO関係者など
◎定 員:80人(先着順) 
◎参加費:無料  ※参加者全員に企業とNPOの協働ポイント集を配布します

◎主 催:みかんプロジェクト (さいたま市/ NPO法人ハンズオン!埼玉)
◎協 力:地球環境パートナーシッププラザ
◎問合せ:さいたま市 コミュニティ課 市民活動支援室  TEL 048-813-6403
      NPO法人ハンズオン!埼玉 TEL&FAX 048-834-2052
         http://www.hands-on-s.org/blog/
◎申込み:NPO法人 ハンズオン埼玉(担当:若尾)
      以下のフォームで、office@hands-on-s.org へお送り下さい。
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3月19日 さいたまCSRフォーラム2009 参加申込書

(1)お名前
(2)ご所属(部署・役職など)
(3)ご住所:〒
(4)TEL:
(5)MAIL:
(6)フォーラムに期待すること等をご自由にお書き下さい。 
 (                       )

 ※ご記入いただいた個人情報は、この事業に関わること
  以外には使用しません。

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●講師プロフィール

【講師】黒川妙子さん
 1983年国際基督教大学・教養学部卒業後、財団法人ユネスコ・
アジア文化センター(ACCU) 図書開発部に勤務し、ノンフォーマル
教育・識字教育のための教材製作・人材養成事業などに関わる。
 1994年より、ユネスコ本部にて、数多くの文化事業をコーディ
ネート。1997年より国際識字文化センター(ICLC)の設立にかか
わり、2005年より同事務局長に就任。日本社会貢献支援財団の社
会貢献賞を受賞したインドのシャクティセンターを支援。2003年
大阪大学大学院文学研究科・博士後期課程修了。アジア文化企画・
出版を行う「ディンディガルベル」代表。インド文化研究家。
恵泉女学園大学・非常勤講師。

【聴き手】吉田理映子さん
 大学卒業後、広告代理店に勤務。企業の広告戦略の企画立案、
制作実施を担当。倉本聰氏(「北の国から」の脚本家)の「広告制作
参加型プロジェクト」などに携わる。1999年、東海村臨界事故を
きっかけに、子育て・介護・環境などのNPO活動に関わる。現在、
ハンズオン!埼玉副代表理事。全国のNPO、行政、大学などで
「広報講座」を行っているほか、様々なNPOの広報活動や、
企業の社会貢献活動の企画に取り組んでいる。「市民が、小さな
声でも、まとまらなくてもいいから、自分で伝えることは面白い。」
を基本的考え方としている。埼玉県育ち、浦和在住。
夏は息子や夫と北海道富良野で畑仕事をしている。

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●みらいの かいしゃ かんがえる 略して「みかんプロジェクト」は、
 さいたま市とNPO法人ハンズオン埼玉の協働事業として、企業の
 社会貢献活動・CSRを活発化する活動です。
 昨年度は、「さいたまCSR事例集2008」を制作し、配布しました。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1232350526153/index.html

●CSRとは?
 持続可能な社会を目指すためには、行政・民間非営利団体のみならず、
 企業も経済だけでなく社会や環境などの要素にも責任を持って活動する
 べきであるという考えのもとに成立した概念がCSR=「企業の社会的
 責任」です。


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