1/1号 「まちの駄菓子屋的なもの」と公共 

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   スローレポート 『S-Report』 (1/1号) 
 
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 新年おめでとうございます。

 年末に戸田市のまちの交流拠点の「かめや」をたずねました。

 ここにも、まちと地球の持続可能な未来の可能性がありました。


◆◆◆……       「まちの駄菓子屋的なもの」と公共        ……◆◆◆

 -「かめや」を訪ねて
              
 商店街の駄菓子屋のような所の前でこどもたちが遊んでいる。大人もこどもと一緒に七輪でおせんべいを焼いている。今はあまり見なくなった光景だ。
 
 13日、埼玉県戸田市のまちの交流拠点の「かめや」で「食べて!遊んで!七輪だがし屋で地域交流」が埼玉地域ファンド研究会が主催して開かれた。


「かめや」 同研究会は、まちづくりや地域福祉などにファンドを生かすことを考える人々で構成している。「都市づくりNPOさいたま」「さいたま地域通貨フォーラム」「市民活動情報センター・ハンズオン!埼玉」のメンバーを中心に、NPO、企業、社協、行政など多様な立場のメンバーと共に、多様な切り口でファンドや助成制度やCSR(Corporate Social Responsibility =企業の社会的責任 )に関する検討を進めている。

 今回はまちの駅「かめや」を訪ねて駄菓子を食べたり、七輪でおせんべいを焼いたりしながら「かめや」の団体代表の島田妙美氏の設立の経緯などを聞きながら地域交流を話し合った。

 まちの駅「かめや」は、『TODA子育てネットワーク(Naka_Yoshi)』と『いもっ子エコクラブ(阿佐美や)』と『TODAジュニアサポートネットワーク』の3団体の共同支援で、今年3月に設立された地域の交流拠点だが、まるで駄菓子屋のようだ。ドーナッツを売っている軒先から中に入ると駄菓子などもおいてあり、大きなテーブルにイスがあって、そこで食べたり遊んだりできる。


「かめや」の団体代表の島田妙美氏 島田氏は「かめや」を振り返りながら、最初の出発点は戸田市の地域福祉計画の策定にかかわったことだと述べた。地域福祉計画は社会福祉法により福祉サービス利用者の利益の保護や地域における社会福祉の推進をはかることを目的として、各自治体が「住民の参加」などで定めることになっている。

 戸田市の地域福祉計画は市民による100人のワークショップ(参加者は約120人)によって策定され、福祉も含めて多様な分野での地域の問題を検討した。策定後も、そのワークショップのメンバーから多様な団体ができて地域の問題に取り組んでいるという。

 島田氏も子育て支援を行なう『TODA子育てネットワーク(Naka_Yoshi)』を立ち上げて活動を行なっているが、市民レベルで「自立」と「共助」をする場所の必要性を感じて商店街の空き店舗を改装して「かめや」を始めたのだ。参加者からは運営や内容について多くの質問や意見が出た。また、「かめや」特製のドーナッツを食べたり、外の七輪でおせんべいを焼いたりして「かめや」を体感した。

 「かめや」は「地域で生きる」「バリアフリー」「手をつなごう」という目標をかかげて「生きがいをもつ・よく働く・地域交流が盛んで元気な街をつくる」ことを目的としている。地域にまちの交流拠点が必要だと言われている。


おせんべ焼けたかな それは、行政がつくったハコモノの「地域交流施設」ではなく、地域でのつながりや憩いなどを生み出す「私のまちにも必要な場所」としてまちの交流拠点である。この話し合いの間、突然地元の少年野球の世話人たちが「かめや」をたずねてきて論議に加わった。少年野球の世話人たちも前からこの場所が気になっていたのだという。

 「かめや」は駄菓子屋に似ていて、似ていない。駄菓子屋には「コムズカシイ話」は似合わない。「かめや」は、もちろん行政がつくった「地域交流施設」ではない。ハコモノの「地域交流施設」では駄菓子を食べにきたこどもと少年野球の世話人の大人が触れ合うことは難しい。

 かつてのまちの賑わいや連帯を単純に復活させることは出来ないし、なくなった駄菓子屋を懐かしんでいてもしょうがない。また、官製の「地域交流施設」やコミュニティ振興施策にも意味があるが、このような官製空間では難しいことも多いのも現実である。

 新しい地域の交流や地域の再生は「かめや」のように「まちの駄菓子屋的なもの」と「地域福祉計画・ワークショップのようなもの」が地域で融合した中から生まれてくる。もちろん、コミュニティカフェ、コミュニティレストランなどの「働く場所づくり」や秋津コミュニティのような学社融合の学校や市民運営の公共施設のからも生まれる。
 
 
参考: かめや
 ・かめやの場所:JR埼京線戸田公園駅より徒歩10分、戸田市川岸2-5-7-101(さつき通り商店街)
  http://www.hands-on-s.org/blog/2008/12/2008121501.html


◆◆◆……             ご案内              ……◆◆◆

北海道的ESDを構想する
「森と海から考えるESDプログラムづくり」
~ 第二回 ESD(持続可能な開発のための教育)担い手ミーティングin北海道 ~

2009年1月17日(土)13:00~18:00、18日(日)9:30~15:30
参加費 無料

開催趣旨:
「国連・持続可能な開発のための教育の 10年」 (2005~2014)がスタートしてはや4年。
北海道においても、少しずつESDを意識した取り組みが広がってきているように思います。ESDの学びを地域づくりへと結びつけていくためには、北海道の地域性に根ざした学びのプログラムが必要です。今回の担い手ミーティングでは、北海道の自然環境と密接に関わる林業(森)と漁業(海)に焦点を当て、その現状と課題を検討しながら、それらをテーマとしたESDのプログラムを皆で考えたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

第1部 「第一次産業からESDへのヒントを!!」
17日(土)
13:00~
 参加者相互の自己紹介・相互活動報告
14:00~15:35
 漁業や林業の視点からESDを考える
【ゲスト】
 畠山 敏さん  紋別在住漁業者、北海道ウタリ協会紋別支部長
 佐藤 孝弘さん 北海道立林業試験場・保健機能課
 山崎 栄子さん 生活クラブ生活協同組合 理事

第2部 「ESDのプログラム・デザイン」
17日(土)
15:45~18:00
 グループ・ディスカッション~活動の課題と可能性~

18日(日)
 9:30~ ESDのプログラムのアウトラインづくり
12:00~ 昼食
13:00~15:30 ESDのプログラムのデザイン

ファシリテーター:長岡 素彦さん
持続可能な開発のための教育の10年さいたま代表、ESD学校研究会事務局長としてESDの推進を行うと同時に、まちづくり、福祉、オルタナティブツーリズム、ソーシャルベンチャーなどで持続可能な会づくりを行なっている。

<会場> 北海道環境サポートセンター
   札幌市中央区北4条西4丁目1 伊藤・加藤ビル4階
※ 札幌駅すぐ目の前です。
<参加対象> ESDを意識した活動に関わっている、関心を持っている北海道内の団体関係者・個人
<参 加 費> 無料
<参加申込> 
 末尾の申込用紙にご記入の上FAXもしくは、同様の内容をE-mailでお送りください。
       ※ 送付先:さっぽろ自由学校「遊」・小泉 
FAX.011-252-6751 E-mail:koizumi@sapporoyu.org

< 主 催 > 
第一部:環境省北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)
第二部:NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
協 力:北海道環境サポートセンター
 *この事業は、地球環境基金の助成対象事業です      

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第二回 ESD担い手ミーティングin北海道 参加申込書

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所属:

連絡先(住所・電話番号・E-mail):

ESDに関連してこれまで取り組んできた・今後取り組みたい活動についてお書き下さい:

この会に期待することなどありましたらお書き下さい:


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