20130704

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 スローレポート 『S−Report』 (7/4号)
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◆◆◆    iSPP情報支援プロボノ・プラットフォーム     ◆◆◆


    ~第 3 回 iSPP 定時総会 記念セミナー・ワークショップ~

 6月22日、iSPP情報支援プラットフォームの第3回iSPP定時総会・記念セミナー・ワークショップが遠野まごころネット東京事務所で開催された。

 

 

  ここからも読めます。http://www.slowtimes.net/2013/06/22/20130622/

 

 iSPP情報支援プロボノ・プラットフォームとは、弁護士など各分野の専門家が、自分の持つスキルや経験を活かして社会貢献するプロボノの方法でICT情報通信技術の専門家としての個人・組織・企業が震災・復興に対して専門支援することを目的とした組織である。 iSPPはすでに震災初期から災害情報インフラや情報の復旧・支援を先行して行っており、組織を整えて昨年5月24日に設立された。  iSPP情報支援プラットフォームの総会は黙祷から始まった。黙祷も東京では少なくなった。  総会では年度報告と新年度計画が論議され、プロジェクト紹介を行われた。  2012年度は直接的な支援以外にIPA委託の「災害時支援活動に係る IT 利活用の課題調査」、iSPP 国際会議「震災復興と ICT の役割」開催を行った。  ispp「ウェブサイトリニューアルプロジェクト」として宮城教育大学の安藤研究室の学生の発表が行われた。   2012 年 10 月に正式なプロジェクトとし て「ウェブサイトリニューアルプロジェクト」が発足し、宮城教育大学の安藤研究室の学生による今までとは異なる、全く新し い枠組みでウェブサイトのリニューアルが進められてきたが、そのプロセスの発表された。「学生らは、単純にサイト のデザインを考えたわけではなく、積極的に iSPP の意義や目的、活動内容などをプロボノに質問し、 iSPP の存在価値を理解しようとしながら、互いに相当なディスカッションを経て案を考えてくれた。」
 仙台市児童生徒による故郷復興プロジェクト 2012への支援について報告が行われた。  仙台市教育委員会からの依頼で「仙台市内の学校の各種の活動を撮影した写真を合わせ、仙台を象徴する「七夕の笹飾り」を構成することで市内の児童が一体となることを表現する」仙台市児童生徒による故郷復興プロジェクト 2012への技術的支援を行い、完成させた。   情報支援レスキューの構想についての発表が行われた。 情報支援レスキューは、災害での情報の重要性を鑑み、その支援をするシステムを構想している。   iSPP が実施するスタディツアーのコンセプトは「その活動理念、ミッションに基づき、1.被災地・被 災者理解、2.被災地・被災者支援、3.次世代リーダー育成の3点に沿ったもの」であり、災害発生時の BCP 対策から復興への取り組みをテーマに、「災害発生時に情報通信ネットワークにどのような課題が発生し、対処し たか」、「復興あるいは次の災害への備えをどのよう に進めようとしているのか」について、行政・公共 機関および民間事業者のキーパーソンに話してもらった。   記念講演「福島から見える日本の未来で」として福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員の開沼博氏から講演があった。 開沼氏は、まず、よく言われる現状認識は正しいかについて、例えば「原発事故で人口流失、雇用減少が続いている」というが、県外避難者は2012年3月をピークに減少している。 これは、「放射能で人が流失」という前提をもった多くのメディア、学者などの「論理」があるせいで、こういう話が広められる。 これは、中央の論理であり、震災前も後も変わらず、「福島を考える」といっているが、実は福島のことではなく原発・脱原発、被曝の話、3.11後、福島の思想!!などの象徴としての福島を語り、現実の福島を考えていない。 このような問題設定の陳腐化を抜け出すには、データをあつめて、正しい現実認識をもって適切な問題設定を行うことが必要と述べた。 そして、このようなことの具体的なものとして、福島の経験をあつめて考える基盤をつくる「福島学構築プロジェクト」などを語った。 そして、これら多くの経験や想いをもとに拾い上げ・コーディネート型社会をつくることが重要だと語った。   ワークショップでは、参加者で情報支援レスキューと福島の被災地支援におけるICTの活用などが検討された。
◆◆◆             ご案内              ◆◆◆
 第31回「開発教育全国研究集会 in 富山」参加者募集スタート!  http://www.dear.or.jp/zenken2013/  2013年8月17日(土)-18日(日)@富山高専本郷キャンパス
「人々がともに生きることのできる公正な社会」の実現をめざす開発教育。今年の全研は「北陸から発信する人づくり」をテーマに富山で開催します。
富山といえば薬。その昔、富山の薬売りは漢方薬を全国の家庭に届けると共に、地域をつなぐ役割も担っていました。「漢方薬」は、和薬や漢薬など複数の生薬から構成された薬で、人が本来もっている力を引き出しながら、じわじわと効く薬です。富山は住みやすさ日本一、福井は幸福度日本一、そして石川は農業遺産など豊かな自然と歴史ある文化が誇りです。そんな北陸の地で、未来を拓く人づくりに効く“漢方薬”をつくり、それぞれのフィールドに処方しましょう。
開発教育、ESD、市民教育、国際理解教育などに関心のある方、学生さん、実践者の方の参加をお待ちしています。
★実践・研究報告を行います。
実践・研究報告 2013年8月17日(土) 15:10~16:403.ESDと復興~震災体験をいかした未来をつくる教育・ESD発表者:長岡素彦(ESD学校教育研究会)震災体験をいかした未来をつくる教育・ESDについて、こども・若者の震災体験に関する調査や震災支援の過程で得た知見にもとづき論じる。今まで、震災によって生じた社会のあり方や生き方の問直し、自然・災害、科学技術・原子力に関する問題に対して、実際の支援を行いながら「東日本大震災以降の教育・ ESDのあり方」を検討し、 持続可能な地域をつくる ESDコーディネーターの必要性などの考察を行い、学会や全研で発表してきた。これらをもとに、昨年の調査や仙台、盛岡、大槌町、山田町などで行った「ESDと復興」での教員、児童・生徒、父兄、学校関係者などとの論議の成果を踏まえて、震災体験をいかした教育・ESDを発表する。また、その具体例として気仙沼市の小中学校で行われているESD・防災復興教育の意義を語り、自ら各地で行っているESD教材「持続可能な未来」実践などを具体的に説明し、他の実践者・研究者と論議を深めたい。

 ▼日時2013年8月17日(土) 10:00~18:10(9:30受付開始/18:30~自由参加の懇親会)2013年8月18日(日) 10:00~16:00(9:30受付開始) 
▼会場富山高等専門学校本郷キャンパス(富山県富山市本郷町13番地)http://www.nc-toyama.ac.jp/campus/hongo01.html
▼参加費2日参加 6,000円(DEAR会員・学生は5,000円)1日参加 3,000円(DEAR会員・学生は2,500円) ※フィールドスタディ参加者は、別途500~1,000円が追加でかかります。※希望者には幕の内弁当を用意します(600円/要事前申込)。
▼対象教員、学生(教員志望の方には特におすすめ)、NPO/NGO関係者、青少年団体、国際協力・交流関係者のほか、テーマに関心のある方ならどなたでも。
▼1日目(17日)のプログラム9:30- 受付開始 10:00-10:15 開会式・オリエンテーション10:15-11:45 基調講演 「デンマークの教育とPBL(Problem-Based Learning)」 講師:Anette Kolmosさん(デンマーク・オルボー大学)13:00-14:45 ワークショップ体験(5プログラム)  A. 開発教育入門講座(DEAR入門講座タスクチーム) B. 世界がもし100人の村だったら(竹内美幾・根石修/いーち) C. 地球の食卓(山本康夫/FGねっと) D. エネルギー・ワークショップ(八木亜紀子/DEAR) E. ファシリテーションのコツ講座(定村誠/TIE)15:00-18:10 実践・研究報告(2コマ)&自主ラウンドテーブル(15コマ) 実践・研究報告(40分×2ラウンド) 1.学校現場における国際理解教育実践録 2.ブログを活用した日米交流による平和学習 3.ESDと復興~震災体験をいかした未来をつくる教育・ESD 4.留学生との交流会を実施して 自主ラウンドテーブル(90分×2ラウンド) 1.ちがいに気づくダイバーシティ野外キャンプ体験 2.在日朝鮮・韓国人と共に生きるために互いに理解を深める学習会 3.教育と貧困 4.「現役高校生と一緒に考えた『新・わたしん家の食事から』カードゲーム版 5.駆け抜けた男~孫基禎さんの生涯とその後の我々との交流 6.地域防災力向上のための新たな避難行動ワークショップ 7.先住民族・アイヌと開発教育 8.沙漠化の最前線で明日の技術を考える~富山高専・中国内モンゴルESD研修 9.メコン河のダム開発から考える「開発」 10.大学生が見て感じたベトナム・カンボジア体験報告18:30-20:30 交流会(参加費別途2,000円) 
▼2日目(18日)のプログラム9:30- 受付開始 10:00-14:45 課題別分科会(3コマ)+フィールドスタディ(2つ) 第1分科会 開発教育/ESDへのPBLの可能性 第2分科会 「本物」を扱う子ども主体の授業づくり 第3分科会 開発教育の今後 フィールドスタディ1 持続可能な暮らし・農・エネルギー フィールドスタディ2 呉羽丘陵の里山を活用した人づくり、ふるさとづくり15:00-16:00 全体会+閉会式
▼共催特定非営利活動法人 開発教育協会/DEAR第31回開発教育全国研究集会実行委員会
▼協力とやま国際理解教育研究会(TIE)いしかわ地球市民の会(いーち)ふくいグローバルねっとわーく(FGねっと)
▼助成一般財団法人 日本国際協力システム
▼後援外務省、文部科学省、環境省、(財)自治体国際化協会、(独)国際協力機構、(特活)国際協力NGOセンター、富山県、(公財)富山県ひとづくり財団、富山市、富山市教育委員会、とやま国際センター、ユネスコ協会富山支部、他※一部申請中のものも含む
▼参加申込み・お問い合わせ先:特定非営利活動法人 開発教育協会(DEAR)〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41富坂キリスト教センター2号館3階 TEL 03-5844-3630 FAX 03-3818-5940(平日10:00~18:00)http://www.dear.or.jp/zenken2013/http://www.facebook.com/ngoDEAR※各プログラムは定員に達し次第締切ります。
▼開発教育協会/DEARとは?
南北格差・環境・紛争・貧困など、地球上で起こっている諸問題はわたしたちの生活と無関係ではありません。開発教育とは「知り・考え・行動する」という視点でその解決に取り組んでいくための市民による教育活動です。開発教育協会は国際協力NGOや国連関係団体、地域の市民団体など約50の民間団体と教員など約700名の個人で構成される教育NGOです。1982年に発足して以来、開発教育と呼ばれる国際理解や国際協力をテーマとした教材の発行(約30点)や、講師派遣(年間150回)、参加型学習の普及推進を行なっています。教材『ワークショップ版世界がもし100人の村だったら』で国際人権教材アワード受賞(2004年)。
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